子供から始まった流行性角結膜炎。家族全員で罹患しました。

【症状】
充血、痒み、まぶたの腫れ、目やに、流涙、耳前のリンパの腫れと痛み、筋肉痛のような目の痛み
（その他、咳やだるさもありました）

【経緯】
朝起きたら、保育園に通う子供の右目が充血し腫れぼったくなっていました。
以前にも同じようになったことがあり、そのときは感染するものではないと言われていたこともあり、帰宅後眼科へ。
保育園を出るときに、先生から「はやり目の子が出ました」という話は聞いていました。
我が子も同じくはやり目、流行性角結膜炎だろうとの診断。出席停止だということで仕事の調整に大わらわ…。

発症して最初の2日間は起床時の充血→目薬で改善、まぶたの腫れのみで、正直「本当にはやり目？ものもらいじゃなくて？？」と軽くみていました。
が。3日目の朝。
目が開かないほどの目やに、目の形が変わるくらいの腫れと充血…。間違いありませんでした。

上の子がいることもあり、入浴は最後、タオルは別にして手洗いをこまめに行い、念のため手拭きタオルは使わずペーパータオルにして洗濯も別に行い警戒しておりましたが……。

子供の発症から5日後、わたしの右目尻が痒い！
充血も出てきました。
市販の目薬をさすと充血がとれるため「違うかなー…でもそうかなー…」と思いつつ眼科へ。
右耳前のリンパも腫れていたようで、流行性角結膜炎確定でした。

1日目は痒みと充血、2日目も同じような感じでしたが、子供と同じく3日目の朝には目が開かないくらいの充血、まぶたの形が変わるくらいの腫れ、自然に流れる涙…。我が家の結膜炎は3日目にピークがくるタイプのもののようでした。
さらさらとした目やにと涙が混じり、まぶたの腫れと相まって徐々に固まって目が開けづらくなり、目が筋肉痛になったような痛みも出てきました。
この時期わたしは貼るタイプの眼帯をしていると症状が楽になったような気がしました。
流れる涙をガーゼ部分が吸い取ってくれて、感染側の目を使わないというのが良かったのかもしれません。
菌の繁殖を防ぐために1〜2時間で新しいものに交換するようにしていましたが、替えるころにはガーゼ部分に黄色い浸潤液が付いていることが多かったです。

処方された目薬はこれ以上の感染を防ぐ抗生剤と、炎症を抑えるステロイド剤。
子供はクラビットとフルメトロン、わたしはレボフロキサシンにフルオメソロンでした。朝昼晩と寝る前の1日4回、1本目と2本目の間は5分以上あけて点眼します。
昼の点眼後には腫れも少し改善し、このまま良くなればいいなーと思っていても朝起きると目やにと充血で振り出しに戻る…を6日目くらいまでは繰り返していました。

発症後1週間経ったあたりから、起床時の目やにが減ってきました。また、充血はあるものの痛みもほとんど気にならなくなり、目の形も戻ってきました。
この時期は眼帯はせず、やむを得ない外出時はメガネをかけて目に触らないよう心がけて過ごしました。

その後、徐々に充血と目やにが減っていき、わたしは発症2週間、子供は少し長く発症後18日目でやっと出席停止停止が解除になりました…。

さらにわたしの発症後4日目に上の子が、その後さらに3日後に夫が発症し、結局家族全員結膜炎にかかりました…。
夫や上の子も3日目がやはり症状のピークでした。

子供たちは途中で反対の目にも発症、夫はほぼ同時に両目に症状が出ましたが、みんな初めに発症した側の目がひどく、あとから発症したほうの目はあまり悪化することもピークもなく、点眼していると3日ほどで充血がわからないくらいになりました。
わたしは最後まで右目のみで済んだので、眼帯は多少の感染拡大予防になるのかもしれません。

最初に下の子が発症してから、最後にかかった夫が「有事再診でいいよ」と言われるまで、約1ヶ月。
長い長い戦いになりました…

【その他】
結局家族全員で感染してしまったため、あまり参考にはなりませんが…
我が家で感染予防のために行ったこと。
・タオルは別にする、罹患者が使ったタオルは熱湯消毒してから別に洗濯
・手を拭くときはペーパータオルで使い捨て。洗顔後の顔を拭くときもペーパータオルにしました
・入浴は最後にする
・洋服等も洗濯は別。可能であれば熱湯か薄めたハイターで消毒してから洗濯
・寝具はタオルを敷いて起床後交換
・なるべく接触を避ける

…と、思いつく限り気をつけていました。
今まで胃腸炎やインフルエンザはこれらの対応で家族内での感染は防げていたのですが、結膜炎おそるべし…『はやり目』というだけのことはありますね…


発症後の点眼は、抗生剤→ステロイド剤の順でさすように指示されました。
ステロイド剤は白濁しているので、先に使うとあとから使う目薬の効果がしっかり届かないことがあるそうです。