大学生の頃はやり目に。目薬をさす時やメイクを直す時は手を洗っていませんでした。

大学生の頃、はやり目になりました。
【前兆〜発覚】
6月頃、友人と晩ごはんを食べていて、妙に目が涙っぽく感じました。お店のトイレの鏡で目を見てみたところ、少し赤くなっていて白い目やにが出ていました。
ただ、もともとコンタクトをしていてドライアイ気味だったので、よく目は赤くなっていましたから、あまり気にしていませんでした。目やには普段は出ませんが、恥ずかしいなとしか思いませんでした。
思えばこの頃少し忙しく疲れたな〜とは思っていましたが、特に体調が悪いとは思っていませんでした。遠方だったので、深夜に帰宅したらメイクだけ落としてすぐ寝てしまいました。
翌日朝起きてみると、左目がはり付いたように開きませんでした。なんだろうと思って目をこすってみると、指に黄緑のかたまりがつきました。
汚い話で恐縮ですが、黄緑の、かなりべとつく目やにがたくさん出ていて、まつげがくっついてしまっていたのです。鏡で見てみてびっくりしました。
色といい量といい、普段出る目やにとは全然違っていて、白目の方は全体が真っ赤になっていました。
【診断・処方】
これはおかしいと思いつつ、そのまま大学に行き、授業に出てしまいました。
でもどうしても左目が気になり、集中できないので大学の保健管理センターに行って相談したところ、先生はすぐ顔色を変えて、「診察が終わったらすぐ帰って1週間は大学を休むように、ここでもなるべく周りのものに触らないでください」と言われました。アデノウイルスによる流行性角結膜炎とのことでクラビット点眼液を処方されました。1日5回さすようにとの指示でした。
このアデノウイルスによる病気は治療法がなく、体の回復を待つしかないのだそうです(クラビット点眼液も弱っている目が他の病気にかからないよう防ぐための薬とのこのとでした)。しかしわたしはこの時熱も出ていなくて、目の炎症もさほど重症ではないことから、わたし自身が治るまではそう時間はかからないだろうとの見立てでした。実際、3日で目の異常はさっぱり治りました。
【人に移さないために】
ただこの病気が怖いのは、とにかく簡単に人にうつることです。
家ではお風呂の順番を最後にして、食器やタオルを家族と必ず区別するよう言われました。また家族には、目を触らないこと、触る時は極力手を洗うことと指示されました。
それをしっかり守って1週間外出しなかったので、周りにはうつさずに済みました。周りが大人ばかりである程度体力があったこと、目を触ったりしないことが幸いしたのでしょうか。
【感染経路とコンタクトレンズ】
わたし自身の感染経路はまったく身に覚えがありません。プールなどにはいっていませんでした。
2ウィークのコンタクトレンズを使用していましたが、毎回きちんと期限を守っていましたし、毎日洗浄もしていました。ウイルス性なので、コンタクトの管理とは特に関係ないようです。
ただし、わたしはけっこう頻繁に目薬をさしていました。コンタクトがあまり合わず、目が乾いてしまいやすかったからです。ドライアイになるのが怖かったので、予防のような感覚でさしていました。そうしたほうが目に良いと思っていたのです。
そしてその分お化粧も崩れやすいので、目の周りを触る機会は普通の人より多かったと思います。
毎日大学など人の多いところで目薬を頻繁にさしていたので、そうしたときにウイルスをもらってしまっていたのかもしれません。
コンタクトを入れるときは手を洗っていましたが、目薬をさすときやメイクを直す時は洗っていませんでした。
また手に塗るアルコール消毒液をよく使っていましたが、アデノウイルスには効かないのだそうです。
わたしはきちんとコンタクトを管理できているから病気にはならないと思っていましたが、コンタクトに直接触っていないときにウイルスをもらってしまったというのは思わぬ盲点でした。
コンタクトの場合は手を洗わずに目薬をさしたり、目の周囲に触れることはどうしても多くなってしまうと思います。いつどこにウイルスが隠れているかわからないので、気をつけなくてはならないなと思いました。