風邪でも気管支でもなくマイコプラズマ。ひどい咳がおさまりませんでした。

10月、38.7℃の発熱。
インフルエンザも流行ってない時期だったし一週間ほど前に子供が発熱して風邪が長引いていたので、私もそれをうつされたのだと思い、内科を受診。

胸の音も呼吸も問題ないし喉も腫れてるわけではないので、普通の風邪ですねと言われ終わってしまった。

処方された薬はピーエイという総合風邪薬とフスコデ。喉の腫れがなく、私も喉の痛みはなかったので抗生物質は処方されませんでした。

熱はすぐに下がったものの、咳止めを飲んでいても咳がおさまりませんでした。むしろ、徐々にひどくなっている。咳止めの効果がきいているのか飲んだ後はほんの少しだけましになりました。

効果がきれるくらいの時間になると、1度咳き込んでしまうと長い間咳き込んでしまいます。口を開くと咳をしてしまう感じだったので、まともに話もできませんでした。夜は寝られないほど、咳で起きてしまうほど。もう咳というよりも喘息の人の発作みたいでした。咳をしたくないのに嫌でも咳が何十秒、ひどいと1分以上も続けて出てしまい、落ち着くまでも時間がかかります。痰がでるわけではありませんが、咳をしすぎて喉がひりひりするので咳のあとはうがいをしにいくと、吐いた水に血がにじむこともしばしば。ゴホゴホゲホゲホ、というよりは、コホコホ、コンコン、という軽い咳からはじまって咳き込む時間が長いと喉の奥から強い咳が出てくる感じでした。

何かやばい病気になったんじゃないかと思いました。あまりにもひどい咳、咳止めはあるけれどほかの病院に行った方が良いと旦那に言われ、翌日別の病院に行くことに。

そこも普通の内科でしたが、先生がとても丁寧でした。胸の音は綺麗だし、喉も問題ない、気管支でもないだろうと何故かレントゲンをとることに。肺のレントゲン。幼い頃に健康診断などで胸部のレントゲンはとったことがあったけれど、肺のレントゲンは人生で初かもしれない。

レントゲンをとったあとは先生から結果をきく。レントゲンまでとって、本当にひどい病気かもしれない…とドキドキしました。


先生がレントゲンを見せてくれながら説明してくれます。ここがね、少し煙のようにもやもやっとしているのがわかるかな？と優しく教えてくれます。通常の肺とはもっとクリアな感じ、比べるとたしかに、レントゲンに写っている私の肺は白黒なのでわかりにくいけれど、もやもやーっとしている部分が大きかったです。

「これは肺炎になってるね」と先生に言われた私は、「肺炎て結構やばいんじゃ…」と返しました。

不安そうにしている私に先生はやさしく、ものすごくやばい肺炎ではなくて、インフルエンザのような、ウィルス性の肺炎だから初めてなら抗生物質飲めばじきによくなると思うよと言ってくれました。

それを聞いて一安心。ですが病院でも咳き込みすぎて周りの人に申し訳なかったです。

先生の話によれば、マイコプラズマ肺炎は一気に発熱したあとは熱が下がったくらいなどしばらくしてから咳がはじまって、そのまま日がたつにつれて、私のように咳がひどくなっていくそうです。

子供の方がなりやすいですが、大人の方がひどくなりやすいとか。風邪だと思って風邪薬を飲んで様子をみてる間にひどくなるそうで、私はひどくなってしまった人らしい。

マイコプラズマには効く抗生物質と効かない抗生物質があるそうです。効く抗生物質でも、ウィルスによっては耐性をもっていて効かなかったりするそうです。

その後3日同じ時間にアジスロマイシンと、夜寝る時など咳がつらいときように咳止めのアストミンを処方してもらい、一週間後に再受診することに。

一週間後、まだ咳は出るもののひどく咳き込んで辛いというのは受診した4日後くらいで終わりました。ですが完全に治さないと再発したりする厄介なウィルスとのことで、念の為もう一度同じ抗生物質を飲んで様子を見ることに。そしてさらに一週間後には咳もいつのまにかおさまっていて、落ち着いた生活が戻ってきました。

今までで1番辛い、インフルエンザより辛い病気だったので、「マイコプラズマ恐怖症」になったかのようで。その後風邪ひいて咳がではじめるたびにドキドキするようになってしまい、ちょっとの風邪でも内科に行くようになりました。

風邪と間違わないように、咳風邪っぽくても内科を受診、出された咳止めがあんまり効かないなと思ったらすぐに再受診することをおすすめします。こじらせると本当に辛い病気です。