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大学卒業間際に網膜剥離を発症、入社後に手術。完全には治りませんでした。

marippe  (40歳代・女性)

オススメ: 8,374views 2017年10月01日投稿 12votes 0comments

私が理系学部出身で在学最後の課題は卒業研究発表でした。
日々研究やレポート作成に追われ、視野が欠けているなと気づいていましたが、疲れ目かな?まあ大丈夫だろうとしばらくそのままにしていてしまいました。

本格的にこれはおかしいと気づいたのは、卒業後入社した会社での健康診断でのことです。
右目の視力だけが異常に低いですねと言われ、矯正も兼ねて眼科に行こうと思ったのですが、入った先の眼科で、これはただの視力低下ではない、網膜が剥離していると言われ、すぐに手術をすることになりました。

具体的な症状で何かおかしいことがなかったかと言われれば、普段は右目の視力の左上1/4程度がかけているのに対して、下を向いたり 頭を逆さに向けたりすると、しばらく視力が戻っている様に感じました。
今思えばこれが立派な網膜剥離の症状だったのだと思います。

手術は血液検査やその他もろもろの目の検査を経て、すぐに行われました。
もしものための血管を留置され、精神安定剤の薬を飲んで、手術室へ向かいました。
そこからは瞼に麻酔をして、眼球をくるっと回して裏側に固定し、剥離している部分にシリコンバンドを縫い付けると言うものでした。
私は薬の効果でぼーっとしていてほとんどうとうとしている様な状態でしたが、最初の縫い付けでは深さが足りず、もう一度取り外して縫い直すと言うことが行われた様です。

手術当日の夜は起き上がれないほどに頭が痛く、眼球の奥がズーンと重い感じがしていて、とてもしんどかったです。
この頭痛や肩こりは術後しばらく続いていました。

術後は毎日筋肉注射のようなものを打たれました。
入院はおよそ1週間ほどでした。
退院時に 女の殺菌や消毒を兼ねた目薬を処方され、これを毎日つけること、定期的に検査に来ることと言われました。

本来であれば手術後退院してからはすぐに職場復帰ができるという話でしたが、私はとてもじゃないほど頭痛がひどく、また視野の戻りも遅かったため、さらに1週間休みをもらい合計で2週間ほどしてから復職しました。
新卒で4月の健康診断終わりすぐに手術に入ってしまったので、会社には迷惑と心配をかけてしまいました。

その後の経過ですが 残念ながら視力は完全には戻らず、今でも右目の左上のかけていた部分が スクリーン自体は戻りはしたものの若干歪んで表示されている様な感じです。
映画館のスクリーンが、左上だけ歪んでいる様な状態と言えばイメージしやすいかもしれません。
これはすぐに治療に入っていれば、こんなことにはならなかったのだと思います。

今でも時々 右目の奥がツンと重くなることがあります。
網膜剥離は再発することもあり 定期的な検査が必要です。
私は視力の兼ね合いで運転免許の更新もギリギリでしたので、 目の不調に気づいた人は怖がらずに速やかに眼科に行って欲しいと思います。

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