Caloo(カルー) - 母が大腸がん、胆嚢がんの手術を受けてから16年。 大腸がんが再発。 : 病気体験レポート
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母が大腸がん、胆嚢がんの手術を受けてから16年。 大腸がんが再発。

菊353  (40歳代・女性)

1,076views 2016年09月06日投稿 2votes 0comments

今から16年前の話です。
母が お腹が張って痛い。かと、思えば 下痢をしてしまう。と 訴えていました。元々 油ものを食べると下痢をすることが多かったので 食べ物のせいかね。などと話していました。あまりに下痢が酷いときは 内科へ行き 整腸剤などを処方してもらい 飲んでいました。一時は 治まるのですが しばらくすると 同じように痛むようでした。そのうち 痛みが 脇腹に差し込む痛さに変わり 痛さから脂汗が出るほどになりました。胃も 痛くなり 酷いときは うずくまってしまいました。
便も見たことのないような水というか脂のようなものが一緒にでている。と言っていました。 そこで初めて 総合病院を受診しました。すぐに検査をしてもらい説明をうけました。炎症をおこしてるだけかもしれないし もしかしたら 悪いものもいるかもしれない。と、悪いもの というのは 癌のことでした。その日は 家に帰り 二日後に また受診しました。

検査結果は その時は 教えてもらえずに とにかく入院してください。とのこと。その日から入院をしました。私だけ 別に呼ばれて 大腸がんだと知らされました。ステージⅡでした。本人に告知はしないという形で 進めました。今 思えば 母は気がついていたと思いますが。

それから 手術の準備のため 絶食になりました。これがかなりきつかったようです。何も口にしないと口が乾燥して 気持ちが悪くなるようでした。水も少しは口に含んで すぐに全部 出さなければならなかったのですが 喉がかわくので ごくごく飲んでしまいたくなるようで 辛そうでした。
本当はダメなようですが お願いをしてガムを噛んでいいことにしてもらいました。ただし絶対に飲み込まないこと。という条件でした。噛んでると唾液がでるし 口のなかも気持ち悪くならず 良かったようです。

手術 当日 母は 人一倍 怖がりなので 声が震えていました。でも、絶対に助かる!という気持ちを私たち家族で 届け 送り出しました。それと、母は診断をした内科の先生、担当の外科の先生を信じていたので 怖いけど 大丈夫。という気持ちがあったようです。
手術は予定の時間から2時間も過ぎた大手術でした。胆石もあり (検査の時にわかりました)胆嚢も炎症してるから 悪いようなら 全摘します。と説明をされていたので 胆嚢も やっているのかと思いましたが あまりの時間の長さに ずっと不安でした。
途中 医者に呼ばれて 切った大腸 摘出した胆嚢 胆石を 見せてもらいました。
気持ちのいいものではありませんでしたが これが母を苦しめていた痛さの原因。これさえなくなれば元気になる。もう ここにとってしまってあるんだから 大丈夫なんだ!と、しっかりと見ておきました。

手術後 びっくりしたのが 母の髪の毛が真っ白になっていたことです。すごく怖かったんだな 頑張ったなと思い 涙が出そうでした。

麻酔が切れる次の日までは 話すことはできませんでした。次の日も まだ 声はハッキリとでませんでしたが 少し 笑顔が見えました。
それから 少しずつ 食べ物をとっていくという過程になりました。術後の ほぼ水のようなご飯も 久々に口にしたものなので お米の味がする。すごくおいしいと言っていました。
それと、動かないと 癒着してしまうので 歩かなければならず 傷口も痛いし体力も無いのに 必死に毎日 歩いていました。

抗がん剤治療もやっていました。 副作用の心配があったのですが 少し気持ち悪くなる程度だったようです。髪の毛も抜けることはなかったです。

退院の日 医者から 綺麗になった胆石をケースに入れて もらってきました。人それぞれと聞いていましたが 母のは タイガーアイのような色の小さな石が数えきれないほどありました。
この胆石は胆嚢を、囲むようにびっしりとあったようです。
それから 癌ですが 母の場合 レアもの と言われました。今までに見たことがないので 研究します。と言われました。私たちには なんのことだか さっぱりわかりませんでしたが 研究に役立つものなら どうぞ。お使いください。という感じでした。

胆嚢の組織検査の結果も やはり癌でしたが 大腸と胆嚢 癌だけで転移はなかったです。

退院後も 1週間に1回 抗がん剤治療をしました。その治療は副作用は 母にはあまりないとはいえ 疲れるようでした。それが2週間に1回
1ヶ月に1回と 回数が減りました。 抗がん剤治療も終わり 次は 検査だけを 1年に1回 2年に1回… と ほとんど行かないですむようになりました。

食事も病院からもらった食べていいもの 悪いもの を参考に気をつけ
繊維質のものや油ものは避けていました。

手術の傷ですが 大きく何十針も縫ったので今でも 跡はありますが 温泉に行っても 恥ずかしくないような 綺麗な痕です。

そして 元気に16年 過ごしていましたが また 癌の時のような痛みがあるというので 病院へ行くと 大腸癌ができていました。。
ですが今回は初期の初期 入院せずに内視鏡で とれました。

16年も経っていると 油断もしてしまっていましたが 今回も転移はなく 趣味のゴルフをしたり カラオケに言ったり 元気に 毎日 過ごしています。

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