診療案内
耳鼻咽喉科
耳、鼻症状のほか、喉の不調、めまいなど耳鼻咽喉科で扱う疾患の全般に対応しております。
風邪をひいたとき、「とりあえず内科へ行こう」という方は多いと思います。
しかし風邪の症状は上気道の炎症が主で合併症も耳や鼻、のどに関することが多いので、実は耳鼻科の受診がおすすめです。
また、私たちは「診断すること」を重視します。まず問診でお困りのことを確認し、治療のための近道を見つけるため、最先端医療機器を用います。長い間の大学病院での診療経験を生かして正確な診断を行い、クリニック診療経験を生かしたオーダーメイドの治療を目指します。
私たちは、クリニックレベルでは詳しく調べることができず、通常は大学病院などへ紹介となる疾患に関しても、診断を可能にする最新設備があります。「初診→精査のため紹介」の手間を省く工夫があります。
「なかなか治らない」症状や「薬を飲んでいても良くならない」とお困りの方は精度の高い精密検査をお勧めします。
◆めまい
めまいは様々な要因で起こるケースがあり、1回の診療で確定診断ができないことも多く、原因が複雑で、診断がつくまで長くかかるケースや、原因精査のために大学病院等へ紹介となるケースがあります。
診察ではまず、全身状態の把握、問診を行い、必要な検査を選択します。
めまいの早期診断のため、VR(バーチャルリアリティー)技術を駆使した最先端の検査機器を用いて、大学病院レベルの検査機器を使用します。
さらに、赤外線CCDカメラや重心動揺検査など様々な検査の結果を総合的に判断し適切な治療をクリニックで行うことができます。
●当院で可能なめまい検査
CCDカメラを用いた頭位検査
重心動揺計 パワースペクトラム分析、負荷検査
視運動眼振検査
回転眼振検査
指標追跡眼振検査
ビデオヘッドインパルス検査
◆耳鳴り・難聴
耳鳴・難聴のほか、「耳がつまった感じ」、「音が反響する」など耳のトラブルに対して適切な治療を行います。
◆発熱外来
発熱のある患者様は専用診察室で診療します。
コーンビームCTを用いた画像診断、精密聴力検査で難聴の原因を特定し、適切な診断と治療を行います。
「今までしっかり検査をしたことがない」耳鳴りや「お年のせいでは?」と言われた難聴に対してもワンランク上の検査で原因を突き止めることができます。
東京医科歯科大学難聴外来で多くの難聴、耳鳴患者さんの診察をしていた経験を生かし、地域でお困りの方に貢献したいと思っています。
小児耳鼻咽喉科
診察にあたっては、お子さんの成長も踏まえつつ、小児特有の疾患に対応します。
小さなお子さんは強い痛みなどがなければ、とくに症状を訴えることはなく、言葉でその状態を表現することは困難です。
そのため、私たちはこどもの診療の際には、「耳」、「鼻」、「のど」のすべての部位の診察を行います。
隠れた病気を見逃さないために、内視鏡などを用いて保護者の方にも「みえる診療」を行い、納得した治療を受けていただきます。
また、ドロップスクリーンを用いたアレルギー性鼻炎の早期診断や、舌下免疫治療を行うことが可能です。
「こども優先のクリニック」を目指し、こまめな通院が必要と判断した場合には予約なしで処置を行うシステムを作り、鼻水、咳、が続くこどもが通院しやすいクリニックになるように努力します。
また、発熱のお子様にはインフルエンザ、コロナウイルス検査など、発熱外来での対応が可能です。
発熱のあるお子様は発熱外来の予約をお取りください。
◆よくみられる疾患
中耳炎(急性・慢性・滲出性・真珠腫性)
外耳炎
アレルギー性鼻炎
難聴
いびき
急性鼻副鼻腔炎
慢性副鼻腔炎
花粉症
耳垢塞栓
アデノイド増殖症
扁桃肥大
急性咽頭炎・扁桃炎など。
アレルギー科
花粉症をはじめとしたアレルギー性鼻炎の治療にオーダーメイドの治療を行います。
アレルギー性鼻炎には通年性と季節性があり、通年性はダニやカビ、ハウスダストなどが原因で起こります。
一方、スギなどの花粉が原因で起こる季節性アレルギー性鼻炎は花粉症とも呼ばれており、日本人の国民病とも言えます。
アレルギー性鼻炎を予防には原因となっている花粉などの因子に気をつけることが第一です。
スギ花粉症であれば、スギの花粉が鼻や口から侵入しないようにします。
外出時はマスクやゴーグルを付ける、帽子をかぶって髪など付着しないようにする、帰宅時は鼻を洗浄するなどの対策も有効です。
◆アレルギー性鼻炎の症状を抑える治療
現在花粉症などのアレルギー性鼻炎の治療薬は多く薬局などで気軽に入手しやすくなっており、小児科、内科などでも処方していただけます。
ただ、症状が強くなった場合、「もらった薬でも症状が良くならない」、「薬局で買った薬でも良くならない」など、治療がうまくいっていないケースが多く見受けられます。
耳鼻咽喉科医はアレルギー治療薬のソムリエとして、どのような症状なのか、何が原因の鼻炎であるかを把握し、20種類以上あるアレルギー性鼻炎の治療薬を患者様の症状に合わせた処方が可能です。
また、若年化する小児のアレルギー性鼻炎に対しても原因をすぐに特定できるドロップスクリーン検査を導入しました。
原因が知りたいけど、血液検査が難しいお子様にも血の一滴で40種類以上のアレルギー検査を迅速に行うことができます。お子様のアレルギー検査を受けたい場合にも是非来院ください。
◆アレルギー性鼻炎を治す治療(舌下免疫治療)
スギ花粉症、ダニによるアレルギー性鼻炎の治療に舌下免疫治療を行っております。
スギ花粉症を克服したい、ダニアレルギーを克服したい方にお勧めできる治療です。
耳鼻咽喉科は鼻の中の状態を把握できる唯一の診療科です。
問診だけでなく、鼻の中、口の中の状況を的確に把握し、治療期間の判断や治療中の鼻炎治療が行えます。
舌下免疫治療は通院し継続するのが大変な治療です。
通院の負担を軽減するために、状態が安定している方にはわざわざ予約を取らないで処方を受けられるシステムがあるので、通院の負担なく、安心して治療が行えます。
治療に関してのご相談だけでも対応しますので、お気軽に来院してください。
補聴器外来
年齢が高くなるにつれ、聞こえが悪いと感じている人の割合は増えていきます。
聞こえにくいと感じたら、まずは耳鼻咽喉科で診察を受けることをおすすめします。
聴力の低下の中には、治療により回復が見込めるケースもあり、また病的に進行する場合もあるからです。
治療による回復が見込めず、難聴による不自由さを感じておられる場合は、補聴器の装用についてご説明することとなります。
補聴器外来では、難聴による日常生活でのコミュニケーション能力の向上のために適切な補聴器を作成し、聞こえのトラブルの解決を目指します。
◆このような症状の方は当院をご受診ください
聞き間違いが多い
話しかけられた際に、聞き返すことが多い
ほかの音が重なると、会話がうまく聞き取れない
テレビを観る時、家族と同じボリュームでは聞き取りにくい
銀行や医療機関の窓口などで、名前を呼ぶ声が聞こえづらい など
◆補聴器外来の流れ
●診断
耳の状態や聴力などの検査を行って難聴の診断を行い、補聴器の必要性や適応の有無を判断いたします。
●ご相談
診断結果に基づき、補聴器に関する相談・説明・試聴などを行います。
※補聴器は、使用を開始した後もしっかりとアフターケアしていく必要があります。
当院では2週間程度の試聴を行っていただき、その間も問題が生じていないか確認していきます。
●補聴器の製作・調整
補聴器装用をご希望された場合には、補聴器を製作し、さらに調整を行ったうえでお渡しいたします。
その際には、取り扱い方法などもご説明します。補聴器外来の受診時に、補聴器が適切な状態かを補聴器適合検査により適宜判断し、補聴器を調整します。
●アフターケア
日常生活での使用状況に合わせ、定期的に微調整やお掃除、点検を行います。
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