Caloo(カルー) - 診療案内(うつ病・適応障害・不眠症 他): 駿河台こころのクリニック - 千代田区
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駿河台こころのクリニック
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うつ病

うつ病は適切な治療さえ受ければ、必ず良い方向に向かっていきます。

まずは治療を開始する前に、十分に休養をとって、疲れた心と体をしっかり休めることが大切です。そのためには職場や学校、家族の理解と協力を得ることも必要になってくるでしょう。

そして一般的に、抗うつ薬によってうつ症状の原因となっている脳内神経伝達物質のバランスの乱れを整えていきます。抗うつ薬にはSSRI(選択的セロトニン再取込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬)といったものから三環系抗うつ薬などいくつかのグループがあり、抗うつ薬のほかにも、症状に合わせて抗不安薬や睡眠導入剤なども使われます。

また、躁状態や軽躁状態を経験したことがある人の場合は、うつ病ではなく躁うつ病(双極性障害)と診断され、気分安定薬が使われます。どの薬が効くかは治療を受ける患者様一人一人で異なり、また同じ人でも病気がどの段階かによって違ってきます。

うつ病になりやすい人には、生真面目で責任感が強く、人あたりもよく、したがって周囲の評価も高いタイプが多いと言われます。こうした方は、すべてに完璧を求めがちですが、物事に優先順位をつけてうまくやっていくようにするなど、認知を変えていくことも大切です。

当クリニックでは患者様のお話をお伺いして、お一人お一人に最適な治療を行っていきます。

適応障害

まずは、ストレス因子を除去するように環境を調整することが重要です。また一方では、適応能力を高めることも大切です。

ストレスが完全に消えて無くなったとしても、本人のストレスへの対応力(ストレス耐性)が低ければ、また違ったストレスに直面したときに適応障害を発症してしまう危険性が高いからです。

不安や不眠などに対してはベンゾジアゼピン系の薬、うつ状態に対しては抗うつ薬を使うこともあります。ただし適応障害の薬物療法は「症状に対して薬を使う」対症療法になり、根本的な治療ではありません。つまり適応障害の治療は薬物療法だけではうまくいかないことが多いため、環境調整やカウンセリングが重要になっています。

不眠症

不眠症は、その原因により治療法も変わってきますが、生活習慣の改善と薬物治療が中心になります。
いずれにしても、不眠の原因である心の病気、身体的疾患、不適切な睡眠環境などの改善に取り組むことが大切です。

非薬物療法
生活習慣の改善による不眠治療です。室温、部屋の明るさなどを調節することにより睡眠が得やすい環境にする、音楽や読書などリラックスできる時間をつくる、睡眠時間の4時間くらい前に食事を済ませ、入浴は1~2時間前にする、毎朝、朝日を浴びて正確な体内時間を設定する、などです。

薬物療法
不眠のタイプによって睡眠導入剤のタイプもそれぞれ変わってきます。寝つきが悪い、途中で起きてしまう、早くに目が覚めてしまう、などの症状に応じて、睡眠薬が処方されます。また、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬なども使用されることがあります。医師に指示された用法や用量を守って、正しく使用しましょう。睡眠薬は絶対にお酒と一緒に飲んではいけません。睡眠薬を服用したら30分以内には寝床につきましょう。
なお服用していた睡眠薬をいっぺんに中止すると、リバウンドで不眠が悪化することがありますので、医師の指示のもと、ゆっくりとやめるようにしましょう。

社交不安障害 (あがり症・対人恐怖症)

社交不安障害の治療の目標は、不安などの症状を完全になくすことではなく、日常生活で支障を来たさない程度まで症状を和らげることです。

・薬物療法
治療薬はそれぞれの作用機序から、セロトニン神経系に作用するSSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)と、GABA神経系に作用するベンゾジアゼピン系抗不安薬、βブロッカーなどに分けられます。
SSRIは、セロトニン量を増やす作用があり、抗うつ剤としても使用する薬剤です。代表的なものとしてフルボキサミン(商品名デプロメール、ルボックスなど)やパロキセチン(商品名パキシルなど)などがあります。効果が出てくるまでに数週間かかるので、一定期間規則的に服用する必要があります。
ベンゾジアゼピン系抗不安薬には、ロラゼパム(商品名ワイパックスなど)やアルプラゾラム(商品名ソラナックスなど)のように、服用から数十分で効果が現れるものがあります。これらの即効性のある薬剤を、会議など苦手な場面の前に服用するなど頓服薬として使用することもできます。

本疾患に限らず、薬物治療に抵抗のある方は少なくありません。どんな薬でも副作用が現れる可能性はゼロではありません。しかし、医師の指示のもと適正な使用をすることで安全で十分な効果が期待できます。薬物治療を行うことのメリットとディメリットについて、医師からしっかりと説明を受けたうえで、治療法を選択していきましょう。

パニック障害

パニック障害の治療は、薬物療法が基本となります。一般に、最初に使われる薬はSSRIをはじめとする抗うつ薬と抗不安薬の一種であるベンゾジアゼピン系薬剤です。

パニック発作が初めて起きたときから時間をおかず、早めに治療を受けると、治療効果が上がりやすいようです。またパニック障害は薬物療法が効果を発揮しやすい障害です。「薬に頼らず気持ちだけで治す」というのは得策ではありません。お薬によって発作が治まる、あるいはお薬で発作を抑えられると実感できるようになると、自信が少しずつ回復し、予期不安も減ってきて、そのことが発作の出現をさらに減らすことにもつながっていきます。

またパニック障害では、薬物治療に加えて精神療法の併用が重要です。とくに、認知行動療法(ものの考え方や受け取り方の歪み、およびそれに基づく行動を修正して、患者に生じてくるさまざまな問題を上手に解決できるように支援する治療法)は、薬による治療と同じくらいパニック障害に効果があることが認められています。
薬が効き始めて発作が起こらなくなってきたら、苦手だった外出などに少しずつ挑戦することも治療の一環になります。ただ、無理は禁物なので医師やカウンセラーと相談しながら、一歩一歩ゆっくりと前進していくつもりで治療に取り組んでください。

強迫性障害

強迫性障害の治療は、薬物療法と認知行動療法の2つの療法が中心になります。
患者様の多くは、強迫症状や抑うつ、強い不安感があるので、まず抗うつ薬のSSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)で状態を安定させてから、認知行動療法に入るのが一般的です。薬はうつ病よりも高用量で、長期間の服薬が必要です。最初は少量から始め、薬との相性を見ながら服薬量を増やしていきます。

認知行動療法では、再発予防効果が高い「曝露反応妨害法」が代表的な治療法です。患者様が強迫観念による不安に立ち向かい、やらずにはいられなかった強迫行為をしないで我慢するという行動療法です。

例えば、汚いと思うものをさわって手を洗わないで我慢する、留守宅が心配でも鍵をかけて外出し、施錠を確認するために戻らないで我慢する、などです。こうした課題を自らに課していくと、強い不安が次第に弱くなっていき、やがて強迫行為をしなくても平気になってきます。

心身症

心身症の治療では、一般的な全身疾患とは異なり、心理的な要因が関与しているため、身体的な治療だけでなく、心と体の両面から治療する必要があります。

薬物療法やカウンセリング、自律訓練法などで心の治療を行うとともに、併行して身体疾患に応じた治療が必要になります。

認知症

認知症を完全に治す治療法はまだありません。そこで、できるだけ症状を軽くして、進行速度を遅らせることが治療目的となります。
治療法には、薬物療法と非薬物療法があります。このうち薬物療法は、アルツハイマー病の中核症状の進行をある程度抑える効果が期待される薬が若干あるだけで、脳血管性認知症に効果がある薬剤は今のところ存在しません。そのため、非薬物療法によって症状を抑えることが主な治療法となります。

薬物療法
認知症の薬物治療には、認知機能を増強して、主な症状を少しでも改善し、病気の進行を遅らせる治療と、行動・心理症状(BPSD)を抑える治療があります。薬の効果と副作用を定期的にチェックしながら、患者様の症状にそれぞれ合わせて使用していきます。
非薬物療法
認知症と診断されても、本人にできることはたくさん残っていますので、家庭内で本人の役割や出番をつくって、前向きに日常生活を送ってもらうことが大切です。書き取りやドリルなどの認知リハビリテーションのみならず、昔の出来事を思い出してもらうこと、家族以外の人たちと交流することなども脳の活性化を促します。

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