診療案内
支持的精神療法
支持的精神療法とは、最も基本的な精神療法です。
医師が患者さまに寄り添いながら、患者さまの言葉に共感し傾聴します。
支持することによって、患者さま自らが問題点に気づき、整理し、解決策をみつけていけるよう促していく治療法です。
認知行動療法
これまでの偏った物事のとらえ方や考え方・感じ方・くせといった「認知」を、観察して意識的に変えていきます。
偏った考えに気づくことで、次第に行動も変化するため、より生き易い生活が送れます。
うつ病、パニック障害、社交不安障害や発達障害(自閉スペクトラム症や注意欠陥多動性障害)などの治療に用いたりします。
マインドフルネス認知療法
現代人は、考え過ぎる傾向にあります。自身のつらい経験から、今後起こるかもしれない出来事を悪く予測し、考え過ぎることで不安を煽り、そのことで頭がいっぱいになってしまいます。そのため、今現在の出来事に集中できず、充実感や満足感・楽しさ・生きがいを感じ難くなっています。
マインドフルネス認知療法は、「今現在」を深く感じられるよう意識を向けて、充実感や満足感が得られるよう促す治療法です。
具体的には、目を閉じて呼吸しているお腹の動きをただ観察するだけと、とても簡単な方法(マインドフルネス瞑想)です。
このマインドフルネス瞑想は、大企業やトップアスリートも取り入れています。
暴露反応妨害法
暴露反応妨害法は、不安が強い方、特に強迫性障害に有効な治療法です。
強い不安を感じてしまう方は、誤った認知から目の前の強い不安を避けるため、日常生活に支障をきたす問題行動をとってしまいます。
これらの行動に焦点を当て、耐えうる不安な状況を実際に体験(暴露)してもらい、問題行動で回避させずその不安が過ぎさるのに耐える(反応妨害)ことで、少しずつ不安に慣らし、次第に誤った認知や考え方が改善されていくという治療法です。
リワークプログラム
当院は、休職や退職された方のリワーク(復職支援)に力を入れております。
国土交通省の健康管理医(産業医)である院長が、各人毎にオーダーメイドのリワークプログラムをご提案し、サポートいたします。
カウンセリング
臨床心理士が医師としっかりと連携を取りながら、患者さまのつらい思いを少しずつ傾聴いたします。
共にその場でその思いを共有することで、患者さまご自身が気づきを得られる場になれば幸いです。
「寄り添う」ことは最大の癒しであると共に、最大の心理療法であると当院は考え、治療に臨んでおります。
薬物療法
当院では、出来るだけ薬物を使用しない方法で治療をご提案いたします。
ご提案した治療方法で改善がみられない場合や、薬物療法が有効となる症状の場合には、対照療法として薬物療法を取り入れております。
〜薬物療法が有効な症状〜
・強いうつ状態、不安状態や不眠症
・双極性障害
・統合失調症
・ADHD(注意欠陥多動性障害)など
服薬のみでは治りませんので、心理療法なども取り入れ、根本的な原因を解決するよう努めてまいります。
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