はえうち診療所

痔がひどくなってきて市販の薬では効果がないので、意を決して肛門科専門医である当診療所を受診した。結果的に先生は医師として的確な診察と判断をされたのだと思う。しかし待合の時から会計まで気になる点が少なか...

痔がひどくなってきて市販の薬では効果がないので、意を決して肛門科専門医である当診療所を受診した。結果的に先生は医師として的確な診察と判断をされたのだと思う。しかし待合の時から会計まで気になる点が少なからずあったので報告したい。
まず、診察室の先生の声が待合までよく聞こえる。これではどんな受診内容かが他人にも知られてしまうではないか。
診察室に入ると、まず「いつから痔の症状があるのか」の「いつから」を執拗に聞かれる。この質問はやむを得ないかもしれないが、こちらもそう明確に覚えているわけではないので、数年前と言ったがそれでは許してもらえず、もっとはっきりといわれ困った。
そして問診の後、診察のために下半身の衣類を脱ぐのだが、看護師がベッドの上の小さなタオルをちらつかせるだけで、それだけでどうやって隠しながら脱衣し診察の態勢へと移行したらよいのかわからずあせった。結局、医師とは反対向いて脱ぐしかなかった。着衣の時はパーティションのようなものを中途半端に出してくれたが、プライバシーを保てる空間ではなかった。医師にとっては、患者の患部以外の部分が見えようが見えまいが関心はないのかもしれないが、患者としては自分のデリケートな部分はなるべく他人様の目にさららず患部のみを診てもらうにとどめたい。そのために服の脱着時にもう少しスペースと時間をかけてもらいたい。たぶんその時間が医師にとってはもったいないのであろうが、患者にとってはそれがないと、みじめな気持ちで診察を受けることになってしまう。
最後に、私の場合は「外痔で気になるのであれば切除という手もあるが、そこまで気にならないのであれば処置無し」とのことだった。薬も処方されなかった。「痒い」と訴えたが「仕方ない」とのこと。これほど恥ずかしい思いをしたのに、受診した時にあまり意味はなかったのかと思ったら、ますますみじめになった。
以上、もう少し患者への配慮をお願いします。