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出産後、突発的に出る皮膚のかゆみ。原因はまさかの産後うつ。

ちーちゃん  (40歳代・女性) 2015年07月22日
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病気
うつ病
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皮膚の発疹・かゆみ

出産して3週間したころから突発的なかゆみに悩まされました。
赤ちゃんの隣で寝ているときも、夜中の授乳中も、料理で火を使っているときでさえ、かゆくて一時的に何もできなくなるくらいでした。特に肩周りと首周辺のひりひり・ずきずきしたような痛みですが、あまり強く引っ掻くと後になるので爪で浅く何度もこする程度でした。

そんな突発的なかゆみとイライラ、持病の坐骨神経痛と育児の疲労がたまって、つい赤ちゃんに当たってしまいそうになったことが何度もありました。はっと思いとどまるたび「私が悪いんだ…この子は何も悪くないのに。私が生んでしまったばっかりに…ごめんね」と涙ぐみ、そのころから家事も赤ちゃんの面倒を見ることすらできなくなってしまい、怖くて、泣いてばかりいました。頼れる親類も近くにいなく、夫はずっと仕事で悩みを打ち明けることすらできない毎日でした。

ある日、区の保健相談員さんが訪問にきて話を聞いてもらったところ、「産後うつ」ではないかと病院の受診を勧められました。
うつでかゆみなど出るのかと不思議でしたが、実際皮膚科でも軽いアトピーで、塗り薬のみを貰っていましたがあまり良くなりませんでした。(出産前までこんなに長いアトピー症状が出たことはありません)
試しに保健師さんがすすめてくれた心療内科を受診したところ、診断はやはり「産後うつ」で、(あまり薬などは飲みたくなかったのですが)安定剤が2種類「アルプラゾラム8mg」と「リーゼ5mg」が処方され、睡眠不足に「ゾルピデム5mg」が少量でました。夜間の授乳中に熟睡してしまったら困ると申し出たところ、『どうしても授乳中は寝不足になりがちでストレスがたまるから、日を決めて誰かに見ててもらえるときに短い睡眠導入剤として使ってください。』とのことでした。また安定剤も、『ミルクと混合で与えるのであれば、母乳からの移行もほとんどない』とのことであまり多く飲まなければ大丈夫だと言われました。
少しホッとしつつ、(でも薬は飲まないに限ると)もらった薬も初めは我慢していました。

が、やはりかゆみの問題が再発し、受診の事を聞きつけた実家の母も遠出して見に来てくれるというので、(ここで意地を張って赤ちゃんに何かあったらどうする!)と自分に言い聞かせ、安定剤を飲みました。
始めはびっくりするほど眠くて(これが副作用か!)と思い、あわてて電話で確認したら『極度の疲れからくる脱力でしょう』といわれ、母が子守をしているうちに3~4時間眠ったらすっかり気分が晴れやかになりました。

それからは、かゆみがでそうな場所や時間帯を予測して、前もって安定剤を飲むようにしています。受診してから3か月ほどで今では安定剤も1種類、睡眠導入剤もいらなくなりました。(安定剤で眠れてしまうため)
時々むずがゆかったり、イライラが出そうな時も、(これさえあれば大丈夫)と思えるようになり、少し気分が軽くなりました。

もし「産後のうつ」でお悩みの方がいれば、いくら意地を張っても仕方ありません! 家族の平安には代えられない!
少量の薬で、一時、育児の大変な時期を乗り越えられると、そういう事例もあるんだと参考にしてください。

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コメント(1件)

  • あーたん
    私も産後、手足の皮膚のかゆみと、これまたかゆいめばちこに困りました。
    今思えば産後うつだったのでしょうか。
    産後半年たった今はかゆみは気にならなくなりましたが、軽い動悸や頭痛、無気力感に悩んでます。
    私も心療内科に行きたいですが子どもを預ける先を考えてしまいます。
    育児って幸せですが、大変ですよね。
    投稿:2017/07/10
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