サンマの刺身でアニサキス症発症！胃カメラで摘出しました。

その日の晩飯は、サンマの刺身をスーパーで三枚におろしてきてもらったものを、奥さんが切って出してくれました。私にとってサンマの刺身は、刺身の中で１・２を争うほどの好物、もうタマらないほど、美味かったです。新鮮でしたし。

さて、その後２時間ほどして、私は胃袋の異変を感じます。なんか、ググっ、ググっと脈動する感じ、それと共に、私も激痛を感じて悶えます。これは明らかにおかしいと、痛みをこらえつつ、スマホで情報収集。ほどなく晩飯のおかずからピンときました。これは、「アニサキス」に胃袋かじられてると。

それからは、ネットを検索しまくり、アニサキス症患者の諸先輩方の体験記を参考にさせて頂きつつ作戦を考えました。まずは痛みは胃薬ではあまり効かないようですので、痛み止めのロキソニンで対処。この薬、あまり胃には良くないようですが、背に腹は代えられません。そして此奴は胃カメラで摘出しなければならないとのことで、病院に行くには胃袋を空にしなくてはならず、痛いからといって、救急病院に駆け込んでも、意味はありません。痛み止めを処方されただけで家に帰らされた先輩もいます。ここは痛みをグッと我慢。胃袋の消化を待って、朝まで耐えます。
ロキソニンが良く効いて、途中痛みが引いた時には、うとうとと眠ることもできました。でも、薬が切れると、また胃袋がググっと収縮して痛み出します。たまらないねこりゃ・・・

胃カメラは今まで鼻から入れるやつしか経験はありませんが、口から入れる胃カメラの辛さを昔から良く聞いてましたので、胃カメラを鼻から入れていくれる病院をネット検索、こちらの病院へ行くことにしました。

朝食もとらずに、病院へ。待合室にはこちらの病院で摘出したアニサキスの写真が誇らしげに張ってあります。やっぱ、居るんだ。俺と同じような奴が、となぜか安心。その後、様々な検査を経て、いざ鼻からの胃カメラとなりました。麻酔も効いていて、ほとんど痛みは感じません。でも、空気をたくさん入れられて、大きく胃袋がふくらんだ中、げっぷを我慢しろ、と言われますのでそれが正直辛い。。。

胃袋の中にカメラが入り、下から上の食道の方を見上げると・・・。いました。「奴」が。白くて細くて胃袋にへばりついてる。すぐ摘出してもらい、痛みも治まり一安心。摘出された、「奴」は、まだ少し動いていました。凄い生命力。こりゃ胃液でも死にませんねぇ。

その後、先生には、サンマの刺身は、良く噛んで食べるべし、とのアドバイスを頂きました。噛めばアニサキスが活きてたとしてもズタズタに切り裂かれますからね。なんか気分は悪いけど。
と言うことですが、その後はサンマ、食べてません。