ひどい擦り傷に湿潤治療(ラップ療法)で対処しました。

以前　大雨の後に坂道で変なこけかた（雨のあとで滑った）をしてしまい、足の甲を二カ所、
肉が見えるくらいのひどい擦り傷をしました。
直径でいうと4〜５センチくらいでしょうか。
あっというまに体液と血がにじみ、やけどのようなあつさと痛み。
家にもどってから、すぐに水で洗って、上からティッシュなどで何度もおさえましたが
おさまらず、しかたないのでバンドエイドを傷にくっつかないよう
粘着部分を重ねたり切ったり工夫して傷口にはりましたが、すぐにぐずぐずに。
夜に家族が帰宅後、以前病院でもらったといういわゆる『バンドエイド傷パワーパッド』の
医療用をはってもらい、少し収まりました。
そのあと、何もはらずにすむようになるまで2週間くらいかかりました。
傷跡は1年以上かかってようやくうすくなってきています。

自分としては、擦り傷で病院に行くなんて、と思っていましたが、
今から考えると化膿したらもっとひどいことになっていたし、
早く病院に行っていればよかったなと思います。
昔は乾かして、消毒して、かさぶたをつくるのがいいとされていましたが
今は湿潤治療(ラップ療法)→これが傷パワーパッドと同じ考え方。という考え方があるようで、

傷を水道水できれいに洗って、あとは傷を乾かさないようにラップ（クレラップとかサランラップなど台所用のふつうのでＯＫ）で被って、縁をテープで留めて、毎日傷とそのまわりを水洗いしてラップを交換していき、消毒薬はつかわない。
消毒薬は要は細菌（細胞）を殺す"毒"であって、当然人間の正常な細胞に対しても毒性があります。傷を消毒するということは、傷を治そうと活躍している人間の細胞をも殺すことになり、かえって傷の治りが遅くなる。

ということのようです。
動物にかまれた傷や、大きな傷、ぎざぎざの傷、時にやけどなども、この方法では悪化するようです。
必ず自分の状態を見極めた上でよく調べてからしてくださいね。

お医者さんによってちがうようですが、だんだんこの考え方が浸透しているみたいです。