浸出性中耳炎と診断されて、鼻からエアーを吹き込む治療をすることに。

右耳の中が、急にボーと膨らんだような、空気圧の違うような感覚を覚え聴こえも悪くなった。済生会総合病院が近くにあるのでそこの耳鼻咽喉科を受診した。

その日は臨時の医師で、問診と聴力検査を行い耳管が悪くなっているとのこと。原因や病名を尋ねたがはっきりした返答はなく3種類の薬を処方してくれた。

1つは鼻づまりを解消するためにアレルギー性鼻炎の薬、2つめは痰の切れを良くする薬。アレルギーとか痰の切れが悪いとは思いませんがと尋ねたが、鼻づまりがあるので飲むように言われた。3つめはステロイドの点鼻薬。

アレルギー性鼻炎の薬は飲むと眠くなるので2,3日で止めた。痰は出ないので飲まなかった。点鼻薬は毎日指示通り右鼻だけに。いつも半分詰まっている鼻づまりがすっきり治る。しかし一週間経っても右耳の違和感はまったく取れず効果があると思えなかった。ステロイドというせいもあり点鼻薬も止めた。

その後2週間ぐらい様子を見ていたが、右耳はますますひどくなり自分の声が共鳴するようで聴こえがさらに悪くなった。

そこで今度は違う医師の担当曜日に受診した。女医さんで病名、原因、理由、治療法などの質問に非常に明快に答えて下さった。前回の医師は病名も一言の回答もなく一体何だったのだろうとさえ思った。

診断は、右耳の中に水が溜まっている浸出性中耳炎だった。鼻からエアーを吹き込む治療を週一回することになった。強い空気を吹き入れその圧で鼓膜の内側の水を押し出す治療とのことだった。

また痰の切れを良くする薬が水を排出する作用もあるので飲んだ方が良いという説明だった。合わせて点鼻薬も使い鼻づまりがない方が良くなりやすいとのこと。そのような説明を先の医師が教えてくれていたらきちんと飲んだのに、とあらためて残念に思った。

原因は人により色々あるようだが、私の場合、右鼻の鼻づまりにより耳管の通りが悪くなり空気圧のバランスが崩れつながっている鼓膜が外気圧でへこみ、周囲から水が出やすくなったことが原因ということだった。

浸出性中耳炎は治りづらく時間がかかるとのこと。3, 4カ月以上かかるかも知れないと言われた。

以前、主人も似た症状で違う耳鼻咽喉科の治療を受けたが、ただの中耳炎だったので3週間くらいで治った。私の場合、薬をのまず1カ月近く経ってしまったので少し重くなってしまった可能性も排除できない。違和感を感じたらすぐに受診し、医師の腑に落ちない説明などで放置するべきでないと思った。特に薬、その治療がなぜ必要かはしっかり説明してもらうべきである。

一週間、ムコダインという薬を飲み続けたところだが、耳の違和感は半減した。気にならなくなり忘れている時が多く快方に向かっていると実感できる。