診療案内
眼瞼下垂の日帰り手術

眼瞼下垂を根本的に治すには手術が必要です。
手術自体は片目だけの場合30分程度、両目同時の手術でも60分程度で終わり、日帰りで行います。
かめざわ眼科では、経験豊富な専門医が執刀を担当しており、下垂を治すだけではなく、なるべく自然な仕上がりになるように配慮しております。
また手術にあたっては、炭酸ガスレーザーの使用により、出血を最低限におさえ、患者さんの負担をできる限り少なくしています。
患者様の都合に合わせて両眼同時か片眼ずつか選んでいただきます。
※10~30才代で病的な眼瞼下垂を発症されている方はまれな為、当院では50~80才代の方に手術を行うことがほとんどです。
【当院の特長】
◆レーザーメスで出血が少ない
当院の眼瞼下垂手術では、炭酸ガスレーザーにより執刀を行います。この方式はメスによる切開とくらべて、出血が少ないため、患者さんの負担を最低限に抑えることが可能です。
◆保険適応
美容目的の二重術などと異なり、眼瞼下垂(症)は見づらいなどの目の不調や肩こり・頭痛などの体の不調につながる病気です。
そのため手術は健康保険が適用になります。
◆日帰り
患者さんに負担の少ない施術方法により、原則入院のない日帰り手術です。
◆時間は片目30分ほど
手術時間は、片目だけの場合30分程度、両目を同日に行う場合でも60分程度です。
手術後はしばらく安静にした後、スタッフがお体の状態を確認し異常がなければご帰宅いただけます。
◆可能な限り侵襲を少なくして腫れを抑えます
当院ではレーザーメスの使用などでできるかぎり手術の傷(侵襲)を減らし、腫れを少なくするよう考慮しています。
【眼瞼下垂の手術方法】
◆皮膚・眼輪筋切除
加齢などの理由により、皮膚が弛んでしまい眼瞼下垂をおこしているケースに適する手術法です。
弛んでしまった皮膚をある程度切り取ってしまうことで、弛みを解消します。
◆ミュラー筋タッキング
眼瞼下垂の手術方法上まぶたの内側にはまぶたを上げるための上眼瞼挙筋とよばれる筋肉がありますがその先端には挙筋腱膜という硬い膜が存在しており、まぶたの裏側の間にはミュラー筋と呼ばれる柔らかい筋肉があります。
この方式では、硬い挙筋腱膜からミュラー筋をはずし、柔らかいミュラー筋のみをたぐりよせることで、緩んでしまったまぶたに締まりを取り戻します。
柔らかい筋肉のみをたぐりよせ(タッキング)るため、術後の目が自然な形になりやすいという特長があります。
◆皮膚・眼輪筋切除+ミュラー筋タッキング
症状により皮膚・眼輪筋切除とミュラー筋タッキングを組み合わせて手術を行う場合もあります。
一般眼科

◆ドライアイ
検査の結果をもとにドライアイの診断を行います。 ドライアイと診断された方には以下のような治療を行います。
・点眼薬による治療
・涙点プラグ
上記の点眼薬の治療で十分な効果が得られない場合に行います。
◆眼精疲労
まずはきちんと睡眠時間をとること、食事内容が偏らないようにすることなど、めりはりのある規則正しい生活を送ることが大切です。
また、照明やエアコンなどに配慮し、パソコンやスマートフォンを使用するときに設定や時間などに配慮することなど、生活環境を整えることで眼精疲労を軽減していくことは可能です。
ただ、現実に症状がおこっており、目や心身に大きな負担がかかってしまっているときには、お気軽に眼科にご相談ください。
専門家による治療や指導は疲労改善のために大きく役立ちます。
◆VDT症候群(IT眼症)
VDTとはビジュアル・ディスプレイ・ターミナルの略で、パソコンなどのディスプレイ装置のことです。
とくに近年では液晶ディスプレイの普及によって面光源を見つめ続けることになり、IT眼症(がんしょう)とも呼ばれるVDT症候群が増えています。
症状は眼精疲労と同じですが、さらに近視を発症する、度がすすむなどのほか、角膜炎、結膜炎などを併発するといった弊害もあります。
また、目の疲れから心の症状も起きてしまうことさえありますので注意が必要です。
ドライアイの症状を起こすことが多いため、保湿と疲労回復の点眼薬を処方します。また首や肩などが過度に凝ってしまい、緊張しているケースでは筋肉の緊張を緩和するようなお薬を処方します。眼鏡やコンタクトレンズがあっていないことも原因となるため、視力矯正の見直しを行います。
パソコン作業やスマホの使いすぎで目がつらい、肩が凝りすぎるなどの症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
◆飛蚊症
検査と問診などによって、治療が必要な病的飛蚊症であるかどうか、原因となっている疾患は何かなどを診断し、患者さんにわかりやすい言葉で病状を説明、治療方針を決めていきます。
手術が必要なケースでは、当院から信頼できる手術可能な病院を紹介し、スムーズに治療を受けられるようお手伝いします。
小児眼科

かめざわ眼科では子どもの目や視力の発達について専門的なチェックもおこなっています。
何かお子さまの視力について心配がある方、一度チェックを受けておきたいという方はお気軽にご相談ください。
◆近視
生活習慣の改善は、視力回復のための重要なポイントです。
子どものうちは筋肉も柔軟で回復力も高いため、仮性近視のうちに適切な治療と指導をうけることが大切です。
お子さんが物を見るときに、目を細めるようになった、顔を傾けるようになったなどの状態に気づいたら、お早めにご相談ください。
◆斜視
斜視の治療はプリズム眼鏡などを使って、視力を矯正しながら目の位置の修正をおこないます。
両目をできるだけ使うことによって、弱視になることを防ぎ、立体視の訓練にもなります。手術によって筋肉の位置を修正することもでき、場合によっては手術を選択することもあります。ただし時間がたつと、元に戻ってしまうケースもあります。
視力をできるだけ発達させるだけでなく、斜視の場合見た目のコンプレックスとなるケースもありますので、しっかりと治療を続けていくことをおすすめします。
◆弱視
弱視は見たものをきちんと脳に伝達できないので、眼鏡などで屈折を矯正しても正しく見ることができない状態です。
弱視のまま、視力の発達の時期を過ぎてしまうと、もう視力を回復することはできません。そのため、弱視は視力が発達する期間のできるだけ早いうちに治療を開始することが大切です。
一般的に弱視の治療は3歳ぐらいからはじめるのが理想的とされていますが、6、7歳ぐらいまでに開始すれば、十分に治療効果が得られることもわかっています。
顔を片方に傾けるなどの癖に気づいたら、眼科医に相談し早めに治療を開始するようにしましょう。
治療方法としては、弱視治療用の眼鏡による方法が一般的です。また片方の目だけに弱視がある場合は医療用のアイパッチで視力のある方の目をふさぎ、弱視の方の目の発達を促進する治療をおこなうこともあります。
◆はやり目
はやり目は、ウイルス性の目の感染症で、アデノウイルスなどが原因となっています。正しくは流行性角結膜炎といいますが感染力がとても強く、すぐに他人にうつってしまいますので、完治するまで登校、登園が禁止されています。
有効な治療薬がまだありません。
そのため、炎症などの症状をおさえる対症療法を中心に治療をおこないます。また細菌による感染症を併発しそうな場合には予防的に抗生物質を投与することもあります。
医師から完治といわれるまでは、しっかりと通院して治療を続けるようにしましょう。
緑内障

【緑内障の検査】
◆眼圧検査
眼圧検査とは、房水という液体によって保たれている眼球内圧(眼圧)を測定する検査のことです。
眼圧は、健康な目でほぼ一定ですが、房水の生産量と流出量のバランスが崩れると変動が起こります。
◆眼底検査
眼底検査とは、瞳孔の奥にある眼底を、眼底カメラや眼底鏡という医療機器を用いて行います。
レンズを通して状況観察し、眼底の血管、網膜、視神経を調べるます。
◆隅角検査
この検査で、急性(閉塞隅角)緑内障を起こしやすい狭隅角かどうか、あるいはその程度を把握することができます。
また、隅角の状態を見ることで、レーザー治療での治療が必要かの判断も行います。
◆視野検査
緑内障では視神経の障害はゆっくりと起こり、視野も少しずつ狭くなっていくため、初期は自覚症状を感じることが殆どありません。
定期的に視野検査を行うことで、緑内障の進行具合を判断することができます。
【緑内障の治療】
◆お薬での治療
主に目薬による点眼にて治療を行います。
・プロスタグランジン
・房水流出促進
・房水流出促進
・房水産生抑制
・配合点眼薬
◆レーザーでの治療
◆手術
当院では緑内障のレーザー手術及び手術は行っておりません。そのためレーザー手術や手術が必要な患者さんには、当院から信頼のおける適切な病院を紹介させていただいております。
白内障

点眼薬や内服薬により、白内障の進行を遅らせる方法もあります。
但しこれらの薬剤は、水晶体が濁るスピードを遅くするもので、症状を改善したり、視力を回復させることはできません。
日常生活に支障がない程度でしたら、経過を観察します。
白内障が進行して不自由を感じるようになれば、手術を行います。
大変申し訳ありませんが、当院では白内障手術は行っておりませんので、白内障手術が必要な場合、適切な施設へ紹介させていただきます。
患者様の希望(場所、日帰りor入院など)と目・体の状態を考慮して患者様と相談の上紹介先を決めています。
眼鏡・コンタクトレンズ

視力が落ちてきた、眼鏡の度が合わなくなってきた場合、単純に近視や乱視、遠視、老視(老眼)などの屈折異常が原因のことも多いのですが、視力低下の裏には思わぬ目の病気が隠れていることもあります。
屈折異常なのか何かの病気が視力低下を招いているかの判断は、単なる視力検査だけでは不可能ですので、眼鏡を作ったり作り直したりする前に、まずは専門の眼科医にご相談ください。
それが、深刻な目の病気の早期発見につながることもありご自身の目の健康を守ることにもつながります。
当院では、屈折異常で眼鏡を作ることが必要となった時には、単に視力検査の結果だけではなく、仕事や日常の生活形態、患者さん個々人の顔かたちの差なども考慮にいれた上で処方をお出ししています。
そのため、検査や問診などで少しお時間をいただきますので、時間に余裕をみてご来院ください。
◆眼鏡の処方
近視・遠視・乱視などのほか、老視のための近用眼鏡や遠近両用眼鏡などの処方に対応しています。
なお、眼鏡の処方箋はお渡しできるまでお時間をいただく場合もありますので、あらかじめご承知おきください。
※今までお使いの眼鏡がありましたらご持参ください。
◆コンタクトレンズは眼科受診を
コンタクトレンズによるものコンタクトレンズは、眼鏡をかけるという負担なく視力矯正ができる画期的な方法の一つです。
しかし、直接角膜部分に装用するため、誤った方法で装着して角膜に傷をつけてしまうこともあります。また外し忘れてしまうと酸素不足をおこし、かえって目を痛めてしまうことになりかねません。そのため薬事法でも高度管理医療機器に分類されおり、処方にあたっては必ず眼科での診断が必須となります。
また、場合によってコンタクトレンズが使えないケースもあります。たとえば重症のドライアイがあるケースではコンタクトレンズは使えませんし、一時的に結膜炎などになってしまった場合なども同様です。
コンタクトレンズをご希望の方は、必ず信頼できる眼科医の診断を受け、正しい装着方法などの指導を受けた上で使用をはじめましょう。
また、使用開始後も3か月に1度程度は定期的に受診して目の状態を確認するようにしましょう。
◆コンタクトレンズ処方
当院で処方するコンタクトレンズは、原則としてワンデータイプのみになります。
専門医がしっかりと診察をおこない、患者さんそれぞれに最適のレンズを処方しております。
なお、乱視がある方やカラーコンタクトレンズをご希望の方にも対応しておりますので、安心してご相談ください。
網膜の病気・結膜の病気・まぶたの病気

【網膜の病気】
◆糖尿病網膜症の治療
酸素不足の状態にある網膜を凝固し網膜症の鎮静化を図るレーザー治療や、新生血管を活性化させるVEGFと呼ばれる物質の生成を阻害する薬剤を硝子体内注射する方法などがあります。
それらが適応しないケースでは剥離した網膜や硝子体内にできた異常な細胞を取り除く手術(硝子体手術)を行います。
◆加齢性黄斑変性症の治療
萎縮型は現在のところ有効な治療法はありませんが、萎縮した部分が黄斑の中心部である中心窩にかかってこない限り視力障害はおこりにくいものです。進行は大変ゆっくりなので定期検査をうけ様子をみることになります。
浸出型は、新生血管が大変もろいためさまざまな障害が起きます。その症状や程度によって、いくつかの治療方法があります。
【結膜の病気】
◆感染性結膜炎の治療
細菌感染が原因ですので、抗生剤(抗菌剤)を使用します。投薬は点眼、軟膏などのほか状態によっては内服薬を使用することもあります。
原因となっている細菌を特定し、それにあわせた薬によってきちんと治療を続ければ一般的には1週間ほどで快癒します。
◆ウイルス性結膜炎の治療
抗生剤は原則的には使用せず、対症療法によって症状を和らげる治療を行います。
使用するのはステロイド系点眼薬や非ステロイド系の抗炎症点眼薬などですが、副次的な細菌感染症を抑えなければならないケースでは抗生剤を使用することもあります。
他人にうつさないよう日常生活に気をつけながら安静を保つようにします。一般的には2週間から1か月程度で治ります。
◆結膜弛緩症治療
まずは点眼薬で症状の回復をはかります。状態をみきわめて最適な点眼薬を処方します。
◆翼状片治療
ちょっとした違和感、異物感などは点眼薬で抑えることができます。
ただ、違和感、異物感が強かったり視力に影響がでていたりする場合は手術による治療をお勧めすることがあります。
【まぶたの病気】
◆ものもらい(麦粒腫・霞粒腫)
抗生剤の点眼薬や内服薬で治療します。
薬物治療で改善しない場合、しこりが残った場合は、必要に応じて処置(切開・摘出)を行います。
◆眼瞼痙攣
・ボツリヌス療法(保険適応)
・内服薬による治療
◆逆さまつげ
成長と共に自然治癒することはよくあります。
また、加齢による変化でまぶた(特に下まぶた)が内反してしまうこともあります。
さかさまつげは薬物治療や睫毛抜去だけでなく外科治療(手術)した方がよいこともあります。
花粉症

【花粉症の治療】
◆薬物療法
・抗アレルギー点眼薬
・ステロイド点眼薬
・免疫抑制剤点眼薬
・眼軟膏
・点鼻薬
・◆内服薬
点眼薬以外にも、抗アレルギー薬の内服での治療も行います。
◆セルフケア
なにがアレルギーの原因なのかを調べ、スギなどの花粉であれば、多く飛散している日には外出を避ける、ゴーグルやマスクで防ぐといった対処法を身につけることです。
ハウスダストの場合には、絨毯敷きをやめ、掃除、抗ダニ加工寝具使用を検討します。
◆初期療法
花粉が飛びはじめる時期は毎年だいたい一定しているので、その季節に先がけて症状が出る前に抗アレルギー薬の飲み薬を服用したり、点眼薬や点鼻薬によって予防することで、症状がコントロールしやすくなり強い薬を使わずに済むこともあります。
これを花粉症の初期療法といいます。
通常は 花粉飛散開始日より2週間前から治療を始める のが一般的です。
心当たりのある方は、早めの受診をおすすめします。
【アレルギー性結膜炎の治療】
◆薬物療法
・抗アレルギー点眼薬
・ステロイド点眼薬
・免疫抑制剤点眼薬
・内服薬
点眼薬以外にも、抗アレルギー薬の内服での治療も行います。
春季カタルが重症化した場合など、ステロイド薬を内服したり、結膜にステロイドの注射を行う場合もあります。
◆セルフケア
なにがアレルギーの原因なのかを調べ、スギなどの花粉であれば、多く飛散している日には外出を避ける、ゴーグルやマスクで防ぐといった対処法を身につけることです。
ハウスダストの場合には、絨毯敷きをやめ、掃除、抗ダニ加工寝具使用を検討します。
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