診療案内
大人の矯正治療

矯正治療は、見た目を改善するだけの治療ではありません。
矯正治療は、歯を削ることなく、人間が本来持つ能力を使って、噛み合わせを改善し、口元を美しくしていく治療法になります。
不正咬合・歯列不正を改善することで、むし歯や歯周病の予防、QOLの向上のための治療として絶大な効果を発揮します。
また、主訴の改善だけではなく、
・口元を手で隠して笑っていた
・口を閉じることができなかった
・滑舌が気になって人前で話せなかった
等、改善でき、生き生きと生活されている方が多くいらっしゃいます。
◆大人の矯正治療の種類
1本ずつの歯に固定式の装置を装着
目立たないホワイトワイヤー
裏側矯正治療
マウスピース矯正装置(インビザライン)
詳細な「治療装置の違い」、「費用の違い」について知りたい方は、初診カウンセリングもご活用ください。
◆初診カウンセリング
1. 口腔内写真
口腔内写真を撮影します。
咬み合わせの状態や歯列の大きさなどを確認することで、治療期間などが分かります。
2. 治療方針の説明
ドクターより口腔内写真を用いながら、
治療方針(治療の装置、治療期間など)をご説明します。
矯正治療に関する疑問にもお答えしています。
お気軽に何でもご質問ください。
3. 矯正治療の流れ、治療費の説明
矯正治療の流れについて、分かりやすくご説明します。
また、治療費に関するお見積りも発行しています。
こどもの矯正治療

こどもの矯正治療の開始時期は、お子さまの歯並びの現状や骨の成長時期によって決まります。
お子さま一人一人によって治療時期が異なってきますが、一般的には成長が大きくみられる7~9才が治療開始時期です。
お子さまの歯並びが気になったり、歯科検診で指摘を受けた場合は、矯正専門医の受診をお薦めします。
◆第1期治療
乳歯と永久歯が混在している時期(混合歯列期)に行う治療をいいます。
あごの成長が盛んなこの時期を利用して、お子さまの歯並びが悪くなる原因のひとつである、あごの大きさや上下のバランスを調整して、永久歯がきれいに生えるように、骨格の土台作りを行います。
永久歯になるとあごの成長が止まってしまうので、抜歯や外科手術が必要な症例も、この「第1期治療」であればその可能性がなくなります。
また、口呼吸や指しゃぶり、舌癖といった悪い癖の改善も低年齢の方がスムーズに進みます。
混合歯列期は一般的には、小学校低学年の7歳くらいからと言われていますが、「第1期治療」は5歳から開始できる場合があります。
精密検査を行い、お子さまの症例を踏まえ、保護者の方の意見をカウンセリングして、治療方法をご提案させていただきます。
当院では、「第1期治療」の治療期間はおおむね1年半、来院間隔は1ヶ月に1回となります。
◆第2期治療
「第1期治療」であごの骨を整えた後、経過観察の期間を挟み、永久歯が生え揃ってから「第2期治療」を開始します。
「第1期治療」を行なったことで、永久歯が不正な位置から生えることなく、正しく並ぶようになります。
永久歯が生え揃うのは、第二大臼歯(いわゆる12歳臼歯)が生える、小学校高学年から中学生(12〜14歳)ですので、「第2期治療」はそれ以降に開始することになります。
「第2期治療」の治療期間は2年程度を見込んでいます。
部分矯正

歯は上下で28本あります。通常の矯正治療では、この28本をすべて動かして歯並び、咬み合わせを整えます。
一方、部分矯正では、数本の歯のみを動かします。
前歯のちょっとした凹凸や、すきっ歯を治したい方のための治療方法になります。
◆部分矯正のメリット
短期間(約6~12か月)
気になる部分だけを改善
リーズナブルな治療費
基本的には歯列矯正をお考えの方には全体矯正がおすすめです。
しかしながら、こ希望があれば部分矯正でも対応可能な場合もあります。
矯正専門医によく相談、検討してからメリット、デメリットを理解し、全体矯正なのか部分矯正なのかを判断する必要があります。
マウスピース矯正装置(インビザライン)

着脱可能な透明なマウスピースを装着して矯正治療を行う治療法です。
患者様のお口の中の情報を、専用のスキャニング・マシンで正確に読み取り、治療開始前に、治療終了後の歯の並びをコンピュータ上で三次元的にシミュレーションします。
その情報をもとに、専用のマウスピースを歯の移動距離に合わせて20〜60個制作し、7~14日ごとに交換していきます。
◆透明なので、目立たない
従来の矯正治療の「矯正装置が見えるから口を開けるのが恥ずかしい」などのコンプレックスを持たずに、治療に専念することが出来ます。
◆歯の痛みが少ない
精緻なシミュレーションで出来上がったアライナー(マウスピース)は7~14日ごとに取り換え、毎回0.25mmと少しずつ歯を動かしていくため、痛みを大幅に軽減します。
◆1〜3ヶ月に1回の通院でOK
一般的なワイヤー矯正の場合だと治療終了までの通院回数は平均して 30 回ほどになりますが、マウスピース矯正装置(インビザライン)の場合は、通院回数を減らすことも可能です。
◆お食事の時に外せる
取り外しが出来るので、マウスピースの洗浄や、普段の歯磨きもいつもと同じように行え、お口の中を清潔に保てます。
◆洗浄が可能で衛生面も安心
◆治療後の歯並びを治療前に確認できる
3Dシュミレーションを行いますので、治療を開始する前に「治療後の歯並び」を視覚的に確認することができます。
◆生涯安心システム
インビザラインはデータベースで管理されています。これにより、矯正治療中の装置の管理だけでなく、矯正治療後の保定(リテーナー)も管理体制も充実しています。
データベース上で矯正治療終了時の歯並びと保定装置(リテーナー)を管理するため、装置の紛失などのトラブルにも安心です。
◆マウスピース矯正装置は4種類
・コンプリヘンシブパッケージ
永久歯列の大人の方に、より包括的な治療が可能です。どの様は歯ならびにも幅広く対応します。マウスピース型矯正装置(インビザライン)・フル。
・マウスピース型矯正装置(インビザライン)ファースト
10代のお子様にも、対応しています。思春期の見た目の気になるお年ごろにも喜ばれます。
・ライトパッケージ
比較的軽い不正咬合の場合には、マウスピース型矯正装置(インビザライン)・ライトが適応可能です。
・エクスプレス・パッケージ
より軽度の不正咬合でしたら、最短7回のマウスピース交換、3.5ヶ月で治療終了のマウスピース型矯正装置(インビザライン)・アイセブンがおススメです。
子ども用マウスピース型矯正装置(インビザラインファースト)

6歳〜10歳前後の、乳歯と永久歯が混ざっている状態である混合歯列前期の子どものためのマウスピース型矯正装置(インビザラインファースト )です。
成長過程にある患者さま特有の一般的に「1期治療」と呼ばれる歯列矯正をサポートします。
◆大人用マウスピース型矯正装置(インビザライン)との違い
従来のマウスピース型矯正装置(インビザライン)と比較して、完全萌出していない歯牙の過剰萌出を防いだり、永久歯列が未萌出または、萌出途中にある歯牙に対しての萌出スペースが改良され、マウスピース型矯正装置の適応範囲が広がりました。
また、装着時間に応じて色が変化するデザインや、お子様がマウスピースを紛失・破損してしまった場合のサポートも充実しています。
◆子どもならではの矯正治療の課題点を克服
永久歯がまだ生え揃っていない
マウスピースの装着時間の管理
マウスピース紛失・破損の可能性
舌側矯正

本来、歯の表側に付ける矯正装置をすべて歯の裏側から装着して矯正治療を行います。
舌側矯正・リンガル矯正とも呼ばれ、矯正治療があまり一般化していなかった日本において、歯に目立つ矯正装置を付けられない大人のための解決策として誕生しました。
◆舌側矯正のメリット
・目立たない
裏側に装置をつけることで表からは全く見えないので、治療期間中でも自然な笑顔で過ごしていただけることが一番のメリットであり、最大の特徴です。
・装着時間を守る必要がない
目立たない矯正装置といえば、取り外しができるマウスピース矯正装置が近年では主流となっています。
一方、舌側矯正は、装置が歯にしっかりと固定されているので、装置の交換や装着時間といった自己管理の必要がありません。
・矯正中でも虫歯リスクが低い!?
表側はいつも通り歯磨きできる舌側矯正は、歯の目立つ部分に虫歯ができてしまう可能性は低いです。
また、舌側は唾液が多く流れていたり、エナメル質と呼ばれる虫歯に強い部分が厚いという理由から表側と比べて比較的虫歯になりにくいと言われています。
だからといって、舌側矯正は歯磨きが楽というわけではありません。歯の裏側の歯磨きは普段から歯ブラシが届きにくい場所です。
治療中の口腔ケアは特に念入りに行なう必要があります。
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