診療案内
腎臓内科
当院の院長は腎臓を専門とし、CKD患者さんの腎不全への進行を防ぐため、長年外来診療を行ってまいりました。
今後もこの地域から一人でも腎不全にいたる患者さんを減らすお手伝いができればと思っております。
◆慢性腎臓病の予防と早期発見
慢性腎臓病を発症する危険因子に高血圧、糖尿病、肥満、喫煙、慢性腎臓病の家族歴、過去の検診における尿異常や腎機能異常や腎形態異常などがあります。
慢性腎臓病を予防するには発症前から高血圧、糖尿病などの治療や生活習慣の改善に努めることが大切です。
早期発見には検尿(たんぱく尿と血尿)と血液検査による腎機能評価を行います。健診で初めてたんぱく尿を指摘されたのちに腎不全にいたり透析を必要とする可能性は5~10%前後と高く、たんぱく尿と血尿両方が陽性であれば10年間で約3%が透析を開始しています。自覚症状のない検尿異常だからこそ、その結果を役立てることが大切です。
健診で検尿異常を指摘された方は、お早めにご相談ください。
高血圧治療
高血圧をそのままにしておくと、動脈硬化が進行し、さまざまな合併症を引き起こします。
動脈硬化とはまさに、動脈がカチカチに硬くなること。その結果、血管の内腔が狭くもろくなり、血液の流れが悪くなって、いろいろな臓器に障害をもたらしてしまいます。
<高血圧治療>
◆生活習慣の修正
高血圧は生活習慣病のひとつであり、生活習慣の修正により高血圧の予防及び高圧効果が期待できます。
正常高値血圧以上はすべて生活習慣の修正の対象となります。特に脂質異常症、糖尿病、メタボリックシンドローム、肥満などほかの生活習慣病もお持ちの方は、生活習慣の修正は低コストで安全にこれらの動脈硬化の危険因子を同時に減らすことができます。
しかし、生活習慣修正による降圧効果を維持するためには、長期間努力を継続することが必要です。
1.食塩制限
2.野菜や果物の摂取
3.魚(魚油)の積極的摂取
4.適正体重の維持
5.運動
6.節酒
7.禁煙
8.その他の生活習慣の修正
◆薬物治療
2-3カ月の食事制限や運動療法などの生活習慣の修正でも、目標値を達成できない場合は、薬物治療を検討することになります。
現在使用されている主要な降圧薬は、Ca(カルシウム)拮抗薬、レニン・アンジオテンシン(RA)系阻害薬(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬[頭文字をとってARBともよばれます]、ACE阻害薬、直接的レニン阻害薬)、利尿薬(サイアザイド系、ループ利尿薬、K保持性利尿薬)、β遮断薬、α遮断薬、中枢性交感神経抑制薬などがあげられます。
それぞれの降圧薬は作用機序が異なっており、それによる副作用も存在することから、患者さん一人一人の病態に合わせてどの薬を使用するか決めていきます。一剤でうまくコントロールできない場合は、さらに加えて併用する場合もあります。
脂質異常症治療
脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が必要量以上になって、血管の壁にコレステロールがたまり、血管の内腔が狭くなってしまう疾患です。
血液中のコレステロールや中性脂肪を減らすためには、過食や運動不足によって起こる肥満、ストレス、過労、喫煙、睡眠不足など生活習慣全般を見直すことが大切です。
◆治療の選択と手順
まず、脂質異常症をきたしうるような疾患が隠れていないかの評価が大切です。
ある疾患の影響で結果として脂質異常症がみられることを続発性脂質異常症といいます。対して、原因があるわけではなく生活習慣で発症するものを原発性脂質異常症といいます。
続発性脂質異常症の中には、糖尿病、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群、クッシング症候群、褐色細胞腫、原発性胆汁性肝硬変、薬剤性などがあげられます。
続発性脂質異常症では、まず原疾患の治療を行います。しかし、原因疾患の治療が困難であったり、あるいは治療後も脂質異常症が残ったりするケースもみられ、その場合は、リスクを評価の上治療を行います。
脂質異常症は一般に食事を含めた生活習慣が血清脂質値に大きく関与します。したがって、冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)の既往のない症例では、まず生活習慣の改善を行い、肥満を改善させることが大切です。喫煙は必須です。
冠動脈疾患をお持ちの方は、生活習慣の改善(食事療法、運動療法、禁煙など)とともに薬物療法を考慮します。
生活習慣の改善で血清脂質値が管理目標値に達しない場合は、薬物療法を考慮します。
高中性脂肪血症を認める場合は、生活習慣の改善が治療の中心であり、薬物治療を行う場合にも生活習慣の改善が必須です。
食事療法においては、アルコール、脂肪、果糖・ショ糖の摂取制限、肥満是正のためのエネルギー制限を行います。
脂肪に関して飽和脂肪酸を減らし、n-3系多価不飽和脂肪酸の摂取を増やします。運動も高中性脂肪血症、低HDL-C血症の改善には有効です。
糖尿病治療
多尿、口渇、多飲、体重減少などが典型的な症状として知られています。
しかし、これらの症状はある程度病状が進行し、常に高血糖状態が続くと出てくる症状です。つまり、このような症状が出現しているということは、ある程度病状が進行している事が考えられます。
現在では、健診などにより、無症状のうちに血液検査などで指摘されることが圧倒的に多くなってきました。
逆に言えば、健診で指摘される段階で治療に取り組めば、十分に糖尿病のコントロールや改善は可能であると思います。
◆糖尿病の治療
・食事療法
糖尿病の治療の基本は食事療法です。食事を見直して制限することは非常に大切ですが、終わりのある治療ではないため、決して無理な制限はやめましょう。これなら、継続してできると思える程度からスタートすることがコツです。
・運動療法
運動をすることによって、血糖改善、脂質代謝改善、血圧改善、動脈硬化防止などの効果が期待されます。
一般内科
当院ではどのような疾患でも診させていただきます。
「これは何科にかかるんだろう?」という場合もまずはいらしてみてください。
もし当院ではなく、他院に紹介したほうがよいと判断した場合は、その旨を説明して紹介させていただきます。
小児科
当院では皮膚疾患・アレルギーから、発熱・異物誤飲・元気がない・機嫌が悪いなどお子様の診療をおこなっております。
◆皮膚疾患・アレルギー
お子様の皮膚は大人の皮膚に比べて薄いため、外部からの刺激を受けやすい状態にあります。また、汗をかきやすいため細菌やウイルスが繁殖しやすく、感染症を引き起こすこともあります。
(じんましん、乳児湿疹、水いぼ、アトピー性皮膚炎、とびひ、おむつかぶれ、カンジダ性皮膚炎、あせも、手足口病、リンゴ病)
お子様の気管支喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹(じんましん)、花粉症、アレルギー性鼻炎等を診ています。
<ご相談の多い症状・疾患>
やけど
鼻出血
じんましん・湿疹
頭をぶつけた
けいれん
異物誤飲
嘔吐・下痢
発熱
咳・呼吸が苦しい
元気がない・機嫌が悪い
便秘
インフルエンザ
RSウイルス感染症
乳児ボツリヌス症
小児ネフローゼ症候群
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