医療法人社団紬愛会新板橋クリニック の口コミ・評判

1カ月以上食べれない寝れない辛い症状が続き、仕事に支障が出ていたことと、他の病医院ではろくな診察がされなかったため、これまでの経緯や症状をかなりきめ細かくメモして診察に臨みました。症状のメモは以下の通りです。


・ 食欲不振（リンゴやヨーグルトなど限れたものしか食べれない）、体重減少
・ 食後に早期膨満感、心窩部灼熱感（ストレッチで改善）
・ 食道胃腸の不快感（喉につっかえた感じ、胃腸が強張ったりガスがたまって張っている感じ）
・ 食道・胃が痙攣していることがあり肉眼でピクピクしていることが分かる
・ げっぷ、呑酸
・ 口渇、多飲（1日4,5リットル以上、氷水を好む）、多尿（1日20回以上、ほとんど色のない薄い尿）
・ 多尿は夜間酷く1時間毎に尿意で目が覚めるため、寝れない
・ 摂取した水分が全て尿で出てしまって水分調節がうまくできていない感じ
・ 唾液が出ない → 味覚障害
・ 水分が大腸にいかない → 酷い便秘（コーラックで回避）
・ 汗が出ない → 銭湯やジムで無理やり汗をかくと2，3日症状悪化する


話が長かったのか、先生は途中でカルテにメモを取ることを止めました。当然、次の診察では前回の話を全く覚えておらず、この時点でかなり不信感を覚えました。
また、この中で１番困っているのは、１時間毎に尿意で目が覚めて全く眠れないことだと伝えました。
これに対して「普通ですよ」と言われました。

愕然としました。1時間毎に尿意で目が覚めて全く寝れない状態が普通？？？


また、検査もこちらから催促しないといけません。
症状から私自身は機能性ディスペプシア（胃腸症）だと思っていましたが、それは他の疾患を除外することが前提条件のはずです。症状が急激が悪化した直前に食事ができなくなった代わりに大量のジュースを飲んでいた経緯と口渇・多飲・多尿の症状があったため、糖尿病を心配していました。
そこで「血液検査はしなくて良いですか？」と聞くと、それは「あなた次第です」と言われました。

愕然としました。何故、血液検査をするか否かを患者が判断するのでしょうか？診察とは一体なんでしょうか？？思わず「医師の仕事は何ですか？？？」と言いそうになりました。


結局のところ、先生はなんでもかんでも自律神経のせいにする傾向があります。ろくに話を聞かず、ろくに検査もせず、全て自律神経のせいなのです。
まともな診察や治療はしないのに「機能性胃腸症（自律神経の不調）は病気ではないのです」などと意味の分からない精神論を説き始めます。

自律神経の不調を改善するプログラム自体もどこまで科学的根拠があるのか懐疑的な部分が多いです。
例えば、院長先生が執筆された本を買わされましたが、その本で使われている図の出展が、院長先生がつくったであろうプログラムの手作りテキストのタイトルになっていました。（つまり、出展は存在しないということです。これは学術的にやってはいけない行為ではないかと思います）
その他の内容も精神論みたいなものがほとんどです。私も医療に携わる人間なので、いろいろ調べましたが内容はいまいち信用できませんでした。
気休めで行った鍼灸院で教えてもらった自律神経を整える運動の方がよほど効果がありました。


その後、自分の症状と酷似した病気をネットで見つけ、近所の大きな病院の内分泌科を受診し即入院となりました。精密検査をした結果、下垂体性ADH分泌異常症（中枢性尿崩症）という水分調節するホルモンが出なくなる指定難病であることが判明し、そのホルモンを薬として補充することで快方に向かっています。
これは精神論や自律神経の不調を改善するプログラムでは絶対に治らない病気です。


消化器メインのクリニックに内分泌系のレアな病気を見つけることは難しいのかもしれません。それでも、ろくに話を聞かず検査もせず何でもかんでも自律神経のせいにしていること、さらに最も苦しんでいる症状を「普通です」と言われたことは、少し腹立たしい気持ちがあります。

尚、スタッフの方はみんな親切で丁寧でした。