診療案内
精神科・心療内科 外来
精神疾患の専門家である精神科専門医が診察を行います。
適応障害、うつ病、パニック障害、統合失調症、双極性障害、アルコール依存症など心の病の相談と治療を行います。
心の症状だけでなく、体の様々な不調の治療も行います。
最近増えている大人の発達障害(注意欠陥多動障害 ADHD、自閉症スペクトラム障害 ASD)、旧来のアスペルガー症候群、広汎性発達障害)等の診断と治療を行います。
ADHDの処方薬(コンサータ)を取り扱っております。
一般精神デイケア・ナイトケア
「心の病や障がいを持つ人が地域社会の中で生きるお手伝いをする」
当院では患者様が最終的に地域社会に何らかの形で参加することがゴールだと考えています。
各種デイケアで行うヨガやジャズダンスなどのプログラムは外部より講師を招き、本格的に行っています。
患者様、一人ひとりが楽しみながらプログラムを体験していくことが、積極的に地域で生きる意欲につながると信じています。
【デイケアについて】
精神科デイケアとは精神科の治療を受けている方が、リハビリテーションを行う場所です。
プログラムと呼ばれる様々な集団活動を通して日常生活や社会生活に必要な力(社会機能の回復)や、自身の回復を目指していきます。
デイケアでの活動は、リカバリー(自分で納得、満足できる人生)するための選択肢のひとつです。
安心して過ごせる場所があることが、症状の緩和につながります。
【ナイトケアについて】
「夜になると不安になる」「人付き合いがうまくいかない」といった悩みや、「居場所がほしい」「ゆっくりすごしたい」という希望を持つ方が、日中活動を終えてから一日の締めくくりとして利用できる場所です。
夕食を提供しており、食生活面からもサポートしています。
*月曜~金曜の16:00~20:00に開催
*ご希望の方は外来診察時に医師にご相談下さい。
【就労支援プログラム『ジョブサポ!』】
精神疾患をお持ちの方で、一般就労(アルバイト、一般雇用、障害者雇用)を希望される方向けのプログラムです。
プログラムを通して、自分自身の病気の理解を深め、コミュニケーションの訓練や社会人としてのマナーを身に付けていきます。
精神保健福祉士が、ご本人の長所や希望を生かして就職から職場定着まで、ご本人の希望に基づいたワーキングライフをサポートしていきます。
〈対象者〉
・働きたいという希望をお持ちの方
・精神障害により長期に渡って仕事にブランクのある方
・就労経験が乏しい方
・一人で就労することに不安のある方
*ご利用にあたって、当デイケアへの登録が必要となります。
*当院デイケア・ショートケアプログラムと併用しての利用をお願いしております。
依存症(アルコール・ネット)
【アルコールデイケアについて】
「お酒をやめたいのにやめられない」「お酒の問題で困っている」方を対象にしています。
アルコール依存症は回復可能な病気ですが、1人でやめ続けるのは困難です。
同じ悩み持つメンバーと一緒に断酒治療に取り組みましょう。
◆アルコール男性グループ
プログラム(ミーティング、教育プログラム、ビデオ学習、運動など)を通してアルコール依存症について学び、飲まない生活を実践することを目指します。
同じ問題を持つメンバーの中で、規則正しい生活や対人関係の改善に取り組みながら、社会的自立への準備を行います。
◆アルコール女性グループ
同じ悩みをもった女性のみのグループなので、安心してご参加いただけます。
プログラム(ミーティング形式のレクチャー、ディスカッション、ビデオ学習など)を通して、アルコール依存症について学び、規則正しい生活や対人関係の改善に取り組みます。
※月曜日と金曜日に開催しています
【ネット依存症】
ネットやオンライゲームに没頭するあまり、中には昼夜が逆転して生活に支障をきたしてしまう人も増えています。
厚労省は、国内の成人約421万人(2014年)、中高生では約52万人(2013年)にゲームを含むネット依存の疑いがあると発表しています。
◆個別相談
ネット依存は治療が必要な病気です。
“意志が弱い”や“ゲームに逃げているだけ”などの偏見もありますが、それは大きな間違いです。
自分の意志だけではネット使用をコントロールすることが出来ず、ひとたび崩れてしまった生活を立て直すことも非常に困難です。
当院では、主治医の診察と並行して、経験を積んだ精神保健福祉士、臨床心理士との個別相談を行います。
そこでは、ネット依存からの回復を目的としてネットやオンラインゲームなどと上手に距離をとり、生活を立て直す方法を一緒に考えていきます。
初回ご来院の際は、事前に当院までお電話いただき、診察時間をご確認ください。
尚、ネット依存の個別相談に関しては、16歳以上の方を対象にしております。
◆家族相談
ネット依存の問題で最初に困るのは、ご本人よりもご家族の方である場合がほとんどです。
依存症という病気は、ご本人だけでなくご家族をも巻き込む病気です。
その結果、ご本人より先にご家族が心身の不調を訴えることが少なくありません。
当院では、経験を積んだ精神保健福祉士、臨床心理士が家族会を運営します。
そこでは、依存症関連の知識と、関わり方を学び、解決の道を一緒に考えていきます。
リワーク・サタデイ アフタヌーン・ケア
【リワークデイケア】
社会人の方で過重労働や職場内外のストレスなどでメンタル休職者となり、復職を考えている方に再発予防を共に考えながらサポートするプログラムです。
月曜から金曜まで、日中(9時30分から16時まで)のプログラムに参加して頂く事により生活リズムを整えながら、気分や体調の回復をはかります。
その後、集団内での対人関係のパターンなどを振り返りながら、ストレスの対処法を検討します。
ここでは病名や診断名に画一化せずに、その人の発症パターンを振り返ります。
最終的に、これに基づいて自分の再発予防プランを作成して、復職準備に入っていただきます。
また、うつ病などの気分障害では、考え過ぎる傾向が指摘されています。
そこで、体を動かしたり、アート作業や英会話などで思考を緩やかに止めながら安全にメンタルヘルスの機能回復を行います。
これらをクリニック内で行う事で効果的なメンタル機能の回復を図ります。
復職後は土曜日にサポートのためのミーティングを開催しています。
参加期間は、3ヶ月から6ヶ月を目安にしますが、個人的なご事情に応じて相談の上、変更される場合があります。
【サタデイ・アフタヌーン・ケア(認知行動療法 等)】
“認知”とはものごとの受け止め方のことで、人それぞれ異なります。
認知にゆがみ(クセ)があると、悪い方向に考えすぎたり自分を責めたりして不安・抑うつやイライラなど感じやすくなります。
このグループワークでは認知行動療法やアサーションなどのプログラムを実施し、自身の認知の歪みに気付き、ストレスへの対処法や豊かなコミュニケーションを身につけることを目指しています。
当院患者様を対象としたプログラムのため、参加を希望される方は、お問い合わせの上、当院主治医にご相談ください。
*開催日時 毎週土曜日 午後0:30から
心理カウンセリング
「家族との関係がうまくいかない」「職場でのストレスに悩んでいる」「学校に行けない」などの様々な悩みについて、当院主治医の指示により、診察と並行して臨床心理士・公認心理師・精神保健福祉士の専門スタッフがカウンセリングを行っています。
対話でのカウンセリングは、問題の気づきを促し、対処法などを考えるきっかけになります。
それまで触れることのなかったご自身の内面につきあたり、困難な過程を伴うこともありますが、カウンセラーがその道のりに寄り添い、ともに歩んでいきます。
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