めまいは耳鼻科だけではない、時に脳神経外科の受診が必要な時も

仕事へ行くまでの間、少し時間があると横に寝転んでゆっくり休んでいました。
久しぶりにテレビを見ようかと、40分程度、見ていました。その後、仕事へ行こうと起き上がった瞬間、今までにない大きな揺れを感じる程の眩暈に襲われ、歩けなくなってしまいました。

歩く事ができず、立ち上がろうとしても、また直ぐに気持ち悪く立つ事も動く事もできない状態になってしまいました。その直後、吐き気を感じ四つんばいで何とか動きましたが、トイレまで間に合わなく流し台に吐いてしまいました。

このままでは仕事へ行けない、でも夜勤は変われないし、直ぐに夜勤をできる人がいるだろうかと、何とか踏ん張って仕事先へ行きました。移る景色が歪み、移動してぼやけて見えて真っすぐ運転できているのか不安でしたが、深夜であった為に無事に病院へ着きました。

看護師さんに「目の黒目が揺れているわ、危ないわね」と言われ、抱えられた状態で救急外来へ入りました。歩くのもやっとで、気持ち悪く目をつむって休みたいという気持ちのみでした。気持ち悪い大きな理由は、吐き気と目が動く事でした。

医師が来て、「私の人差し指を追って下さい」と言われ開眼しましたが、あまりの気持ち悪さに途中で自分から中断してしまいました。夜間の救急外来というのもあり、吐き気止めの点滴を実施されたそうです。

説明を聞きましたが、あまりの不快に記憶がありません。結果的に、何かの点滴をして落ち着いたので、翌日の日中、帰宅しました。帰宅前に、医師から「今のところ問題なさそうです。疲れから一時的な自律神経が乱れたものかもしれないし、何か病気の前触れかもしれないし、今の時点では断言できません。次、もしなったら耳鼻科と脳神経外科の受診をして下さい」と言われました。

初めて眩暈は耳鼻科のみではなく、状況によっては脳神経外科の受診が必要と分かりました。これ以降、上記のような激しい眩暈・吐き気・眼振はないです。しかし、当時はすごく怖かったのを覚えています。

眩暈がある方で、耳鼻科を受診されても異常なしだった方は、脳神経外科を受診し検査をして病状を突き止めた方が良い時もあるかもしれません。