過眠症、と言い切ってしまえるほどのロングスリーパーで、昼間の強い眠気は半端なものではありません。
鬱が悪化した頃には不眠気味で、夜が明けてから2時間ほどうとうとすることが多く、昼の眠気はそう強くなかったんですが、いつごろからか、昼寝の習慣がつき、その時間をコントロールできなくなり、気が付けば一日の大半を眠っているような時期もあります。
次男に、おかあさんイビキすごいで、と言われていましたし、若い頃夜行バスで友達と旅行に行った時にも、友達に指摘されたので、それは知っていました。
かかりつけ内科に、睡眠時無呼吸症候群のポスターが貼ってあり、日中の強い眠気とイビキが症状だと知っていたので、通院しながら散々迷った末、抗鬱剤の副作用かも知れませんが、と先生に相談しました。
抗鬱剤の種類を変えるたびに、眠気は強くなっていましたし、確かにそれも原因の一つには間違いないと思います。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、一泊入院での検査が一般的ですが、わたしの行く内科は、簡単な造りの終夜ポリグラフィー装置を貸してくれて、その記録を診て判断してくれます。大がかりなものではなく、呼吸状態だけを調べるものです。
装置を持っていくと、先生が呼吸状態のグラフを診て、かなり重度のSASだと言いました。
「痩せるといいんやけどねー」
それは…もう無理かと。
重度の場合早死にしやすいとのことで、寝ている間にマウスピースをつける方法があると言われましたが、前歯が刺激を与えられないブリッジの上、嘔吐反射が強すぎて口に大きなものを入れられないため、鼻から酸素を送り込むCPAP(シーパップ)をレンタルすることにしました。
業者の方と日時を約束し、使い方を説明してもらって、その日から装着して布団に入りましたが、あまりの空気圧に、眠っている間に無意識にもぎ取ってしまい、どうしてもそれが改善されないため、ドロップ。
時期をあけてもう一度レンタルし、試してみましたが、CPAPをバラバラにしてしまうほどの勢いでむしり取ったらしく、結局使うことが出来ませんでした。
ロングスリーパーですが眠りは浅く、周りの様子や音も解っています。
次男には、
「おかあさん、イビキすごいけど、ピタッと止まって、 何秒も静かで動かんねん。あれ、その間息止まってんの?危ないやん」
と言われましたが、薬物治療法はなく、CPAPがうまく使えないので、そのまま放置し、浅い睡眠のまま、イビキをかき続け、昼間の急激な強い眠気で寝落ちしています。