原因不明の(特発性)脊髄炎による手足のしびれと痛み。現在は四肢困難、歩行困難です。
うみ
(60歳代・女性)
私が手の指先しびれと痛みを感じ始めたのは、2016年5月頃です。
かかりつけ町医者の先生に言い始めました。
当時、軽い糖尿病、高血圧、高コレステロールの常備薬をもらっていました。
だいぶんご年配の先生は、手のしびれと痛みに関しては、何も答えてくれませんでした。
数ヶ月後の2017年1月頃、手と同じようなしびれと痛みが足の指先にも。
何ヵ月もかかりつけの先生に訴えてきて、足の指先のも同じように訴えました。
数ヶ月自動車の運転をしましたが、運転するたびにハンドルを握る手に力は入らず、足はぶるぶる震えて、顔には痛さから脂汗をかいていました。
町医者の整形外科は二軒、脳神経外科にも行きましたが、首のレントゲンを撮るだけで、何ともないと痛み止めの薬が出ました。リリカという薬でしたが、全然痛みとしびれはとれませんでした。
鍼お灸、マッサージを転々としました。
この時点で、私は不安でいっぱいでした。
数ヶ月後の10月、近くの総合病院の整形外科に行きました。
首のレントゲンでは、もちろん異常なし。
次に、MRIを撮りました。
これからが、始まりました。
首の脊髄に、白い影が写っていました。
整形外科の先生は、「癌かもしれない。当県では、治療などは出来ない」
「念のため、MRIの造影剤を使って検査してみましょう」
そう言われ、頭は真っ白で、身体は震えていました。
造影剤使ったMRI検査の結果は、幸いなことに、癌ではありませんでした。
そのあと、神経内科に回されました。
そこの先生は、首をかしげながら首の脊髄の造影剤使ったMRIの画像を見ながら
「視神経脊髄炎(難病)、多発性硬化症(難病)、糖尿病からくるもの、または、それ以外」と説明されました。
今まで聞いたことのない病名でした。
先生がメモに書いてくれた病名を、家に帰ってから検索しました。
毎日毎日一日中続いた手の指先、足の指先のしびれと痛みに、光がさしました。
そして、10月は検査のために毎週通いました。
10月20日頃、先生から2週間から長くて1ヶ月の検査治療入院の話が出て、大丈夫ですかと聞かれ、私とずっと付き添ってきた娘は、はいお願いしますと答えました。
入院は、11月の始めからと決まりました。
最初は、ステロイド点滴を三日間を二回しました。
副作用で、顔はパンパンに膨れムーンフェイスになりました。
残念なことに、私の痛みとしびれに変化はありませんでした。
先生の説明で、免疫グロブリンという点滴があると言われました。
私と娘は、神様にすがる想いで、お願いしますと答えました。
数日後、5日間の免疫グロブリンの点滴が始まりました。
ずーんと頭が痛くなりました。
長い長い5日間でした。
結果は、やはり変わりませんでした。
採血検査をして、
「エイズや癌の疑いはない。大丈夫」と先生に言われました。
そうなんです。
とても危険な点滴、免疫グロブリンでした。
もちろん、点滴する前に先生から説明を受けていました。
点滴以外の時間は、リハビリもしました。
例えば、左手の親指と人差し指をくっつけると離れてくれません。
その頃には、お箸は持てませんでしたから、お箸を持って、豆やスポンジなどを挟むリハビリもしました。
歩くリハビリもしました。
痛くて痛くて、リハビリにはなりませんでした。
リハビリで良くなったところはありませんでした。
もちろん、造影剤使ったMRI、CT、採血は何度もしました。
免疫グロブリン点滴の数日後、痛み止の飲み薬を始めました。
翌日身体が赤くなり、徐々に数日で身体中に広がり、赤いぶつぶつが出来て、痒くて、辛かったです。
この頃には、入院して2週間は過ぎていました。
皮膚科にかかり、塗り薬をもらいました。
ひどい薬疹でした。
約10日間ほどで、薬疹は治りました。
ステロイド点滴をしたあと、すぐにはステロイドは止めれないそうで、飲み薬を飲んでいました。
ステロイドは、免疫力を落とすのです。
薬疹が終わったと思ったら、インフルエンザにかかりました。
インフルエンザの高熱より、手足のしびれと痛みのほうがひどく、辛かったです。
12月23日に退院したいと、先生に訴えていました。
もう40日以上入院していました。
私の希望通り、その日に退院が決まりました。
退院する数日前から、リハビリの先生や、退院したあとのケアの話しの担当の人、師長や、入院時から担当だった看護師さんなど、インフルエンザなのに、たくさんの人が話しに来ました。
退院日が決まっても、その退院日になっても、私の手足のしびれと痛みは変わっていませんでした。
入院時もずーっと付き添っていてくれた娘が帰ったあと、涙が止まりませんでした。
その入院中、
私に合う痛み止の薬はもうない
と、私の病室に来て、私の希望を奪い取った薬剤師の先生の言葉はきつかったです。
そして、私についた病名は【特発性脊髄炎】
原因不明の脊髄炎。
難病ではありませんでした。
難病ではないのは何故?という気持ちでいっぱいです。
そして、私についた肩書きは、【重度身体障害者】【身体障害者2級】
四肢困難、歩行困難。
今まで生きてきて、一番長い入院生活でした。
一番たくさん検査しました。
一番たくさん点滴もしました。
一番たくさんお薬も飲みました。
退院してから、約7ヶ月。
ようやくわかってきました。
この毎日毎日一日中続く手足のひどいしびれとひどい痛みと、一生付き合っていかないといけないんだなぁと。
私には相談員さんが付き、家にはヘルパーさんが来ています。
家の中では10歩ぐらいなら歩けていた足も、寝たきり生活で筋力が落ちたのか、痛みが増したのか、今は四ツ脚杖の申請中です。
立っていることが出来ず、お風呂場に手すりも申請中です。
介護用椅子に座って、シャワーをします。
手足にお湯がかかると、とても痛いので、怖いです。
寝たきり状態から起き上がるときは、つかまり台につかまり、何とか起き上がってます。
外出は、ほとんど病院だけで、その外出時は介護者付き車椅子です。
自分では、車椅子を手でこげません。
何が始まりで、何が終わりなのでしょう。
コメント(1件)
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なみこの2年間とても苦労されたんですね!ウチの主人は3年前の癌による抗がん剤の影響でやはり同じ様な症状で末梢神経麻痺で酷くなると、免疫グロブリンを3ヶ月に一回のペースで行っています。
癌で声帯も摘出したので永久気切と言って首に穴が空いています。もちろん声は一生でません。
色々な病気がありますが、良くなる為の抗がん剤がよかれと思って行ったのに、裏目にでました。
みか子さんは良い娘さんがいらして良かったですね!これからも何か出来る事を見つけて頑張って下さい。主人も家で何か出来ないか今考えているようです。投稿:2018/07/27 19:04
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