眼瞼痙攣(ガンケンケイレン)で3ヶ月毎にボトックス注射を受けています。
中村 良和 (80歳代・男性)
病気 | 眼瞼痙攣 |
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製薬 | フルオロメトロン0.1%点眼液T |
平成4年(1992年)ごろ、眼瞼痙攣という病気にかかりました。
症状は目を開けているのが辛く 常につむっていたくなりますが、仕事や生活上そうもいかないので無理に目を開こうとする結果、ひっきりなしにまばたきをするというものです。
当時は50歳代後半の現役で仕事に差し支えたので、国立病院や大学病院などいくつか受診しました。 そのころはこの病気が解明されていなかったようで、ドライアイではないか・・・などで目薬を出されましたが当然効果なしでした。 それから20年ほどたった平成24年(2012年)ごろ、もう現役を引退していましたが症状がいよいよひどく、道を歩くにも差し支える状態になったので、駄目モトで近所の眼科医院に行ってみました。
そこでようやく眼瞼痙攣という脳神経の異常で瞼の制御ができなくなる病気だと診断されました。 あまり多くない病気で根本的な治療法は今のところないが、対症療法としてボツリヌス菌の毒素を材料にした薬剤を瞼に注射する「ボトックス注射」という療法があるとのことで、西横浜国際総合病院の脳神経外科を紹介されました。 さっそく電話で予約し、指定日に紹介状を持って訪問しました。
丁寧な問診で薬剤の量などを決めて注射しました。 両目の周りの瞼12箇所ほどに少量ずつ注射をしますが、その痛いこと血管注射の比ではありません。 効果として、軽い人は2~3回の注射で完治することもあるが、ほとんどの人は3~5ヶ月ごとに注射を繰り返すことになるそうです。 1回あたりの薬剤量を増やすと、利き過ぎて瞼が閉じなくなるなどの障害が出るので、人により多少の差があっても、おのずと1回当たりの適量が決まるそうです。 私の場合、3ヶ月くらいで効き目が薄れてくるので、ほぼ3ヶ月ごとに通っています。 費用は後期高齢者の10%負担で5千円程度です。 余談ですが、このボトックス注射は女性のしわ取りなど美容整形にも使うそうです。