Caloo(カルー) - 関節痛から歩行困難に。血管の炎症が見られ、結節性多発動脈炎との診断がつきました。 (写真あり) : 病気体験レポート
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関節痛から歩行困難に。血管の炎症が見られ、結節性多発動脈炎との診断がつきました。 (写真あり)

yaho  (30歳代・女性)

オススメ: 64views 2018年05月30日投稿 3votes 0comments
病気結節性多発動脈炎
製薬プレドニゾロン錠
参考http://www.nanbyou.or.jp/entry/244

階段を一段踏み外し、一週間以内に右足首が痛くなったため、整形外科を受診しました。
レントゲンを撮りましたが、異常はなく、足を捻ったわけではなかったため捻挫でもない。と診断されました。
ただ痛みが酷いため、一応U字固定を施してもらい松葉杖をレンタル。極力安静…と言われましたが、働いているためそうも行かず日中は痛み止めを飲みながら働き、休みの日は極力安静にしていました。
通常捻挫であれば(骨まで痛めていなければ)、数週間、長くても一か月ほどで痛みが引くはずですが、痛みは引かず、どちらかというとドンドン痛みが強く(痛み止めが効きにくく)なってきました。

途中から左手も腫れ、痛み出し、歩行困難になりました。
そこからは長い戦いで、会社も行けず、日に5〜6回痛み止めを飲みながら生活する日々でした。
寝ていても痛み止めを飲まないとのたうち回る痛み。
トイレに行くだけで、足を床に降ろすだけで激痛が走りました。手も腫れが酷く、握ることも、手を開くことも出来ませんでした。
手も足もベッドや布団に触れるだけで、痛かったため「CRPS(複合性局所疼痛症候群)」を疑われました。
自発痛、怪我からの不釣り合いな痛み、浮腫み、皮膚の色の変化など、特徴に当てはまることも多かったです。
ですが、大学病院の麻酔専門医に診てもらったところ、CRPS患者の特徴とは違い、診断はつきませんでした。
ただ痛みが酷いので、希望して神経ブロックをためしてみることになりました。
神経ブロックをすると1〜3日は比較的穏やかに過ごせましたが、長期間は持ちませんでした。

気がつくと足には複数のしこりが出来ており、足組に加え、しこりも自発痛があることを伝えました。
すると大学病院の皮膚科を受診することになりました。
こちらでは「結節性多発動脈炎」を疑われ、身体の負担が比較的少ないPET-CTから、しこり部分の生検、入院にて血管造影を行いました。
どれも異常はなく、痛み始めてから3か月以上経っており、痛みも引かず、歩くこともできず、家族共々途方に暮れていました。

ところが後日、生検の結果を再分析?した結果、血管の炎症が見られ、結節性多発動脈炎との診断がつきました。
治療はステロイド投与で、神経ブロックでもステロイドは効果があることがわかっていたので、副作用の説明を受け、早速20mgの投与から始まりました。
そこからは劇的に回復し、自分の足で歩けるようになり、数ヶ月後には職場復帰も果たしました。

今でもステロイド服用(減薬中)しており、月1回の血液検査が欠かせませんが、日常生活は問題なくできています。
ステロイドの副作用が怖いため、定期的に眼科も受診するようにしています。

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