腹部の小さなしこりは、吹き出物ではなくアテロームでした。
ライラック424
(70歳代・女性)
| 病気 | アテローム |
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ある日、おへそのまわりの腹部に、小さなしこりを見つけました。直径は5ミリあるかないか程度です。
特に赤くなっているわけでもなく、膿んでいるようにも見えません。
ただ、半球状に皮が上に出っ張って見えます。触ると、こりこりした、小さな球が埋め込まれているような感じです。
別に異常も感じず、見た目は悪いですがほうっておきました。なんだか柔らかくなってきたようですので、押してみると、毛穴から白いコメドのようなものが出てきましたので、消毒し、「やれやれこれで治るだろう」と思いました。
ところが。しばらくすると、またそこが同じように膨らんでくるのです。
また押し出す、また膨らむ、を何度か繰り返したところで、とうとうあきらめて皮膚科へ行きました。
先生は、経過を聞き、触診すると
「これは、アテロームですよ。中に、巾着のような袋ができてしまうのです。その中のものをいくら外へ出したところで、袋自体を取り除かなければ、なおるものではありません。」
とおっしゃいました。
手術は、簡単にできるというので、その場で横になり、麻酔の注射をほんのちょっと患部に打ち、袋ごと取り出していただきました。
取り出した「袋」は、ちょうどゴムのような感じした。なぜだか突然、そういうものができてしまうのだそうです。
それからも何個かできましたが、今では、自分で見ても「あっ、これはアテロームだな」と予測がつくので、怪しければ、すぐ皮膚科へ行き、小さいうちに切除していただいています。
アテロームは、ほうっておくと、どんどん大きくなってしまい、切除するときに、その分痛い思いをしなければなりません。小さいうちに見つけ、切除するという正しい知識を持つことは大切だ、と思いました。
