車いすでお茶をもって低温やけど
頑 (50歳代・女性)
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2014年06月03日投稿
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病気 | 低温やけど |
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入院中の義父は、食堂からお茶をプラスチックの簡易水筒に入れて、車いすで移動するということを、毎日、数回繰り返していました。
ある日のこと、看護師長が「知らない間とは言え、低温やけどをさせてしまいました。」と謝罪してきました。
聞いてみると、義父は、いつもお茶を簡易水筒に入れてくる際、車いすと太ももの間に挟めるように運んでいたそうです。
お茶自体それほど熱いというものではないのですが、食堂から病室まで距離があるので、その間をゆっくり移動するため、体の同じ位置で水筒を固定していたため、1日になんども同じ事が繰り返されていたため。以上の3つが低温やけどの原因になったようです。
車いす生活が長いため、下肢の皮膚感覚が鈍っていたので、本人は、熱さや痛みがあまり感じなかったようす。
お風呂に入るときに担当の方が、黒ずんでいる外腿の皮膚を見て、異変に気がついて、先生に診てもらったとのことでした。
義父の場合は、やけど用の軟膏を塗って、若干の色素沈着で済みましたが、普段の行動にも、思いもよらないところで、低温やけどの危険がある。また義父のように若干の皮膚感覚の衰えが危険であることを改めて感じる出来事でした。