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実母が日本でも珍しいノカルジア感染症に。抗生剤で回復も目に障害が。

らん327  (40歳代・女性)

47views 2017年08月14日投稿 1votes 0comments
病気ノカルジア感染症
病院大分赤十字病院
製薬バクトラミン配合顆粒

実母が数年前大病を患いました。
55歳の時です。

思い出すだけでも辛いのですが、皆さんの参考になればと思い、投稿します。


新幹線の距離で遠方に住む父から電話がありかした。

母が末期の癌だと言うのです。レントゲンの結果、腎臓と肺が真っ白だと言うことでした。

すぐに駆けつけました。
母は高熱で息をするのもやっとでした。24時間家族が付きっきりの中、数週間が経ち、検査をすると真っ白だったところがだんだん映るようになったので、これは癌ではなく何かの感染症だと言うことがわかりました。


それで、よく感染症を起こす菌に効果のある抗生剤の点滴を続けていました。

でも入院から3ヶ月経っても容態は一向に回復する事がなく、どんどん悪化してきました。
だんだんと「頭が痛い」というようになり、自分の年さえもわからなくなって、夜には幻覚を見るようになりました。ベッドから一歩も動けない日が数ヶ月も続いていたので精神的にもきつかったです。


食事をとっても嘔吐し、ついに食べられなくなりました。



脳のMRIの結果、脳内にも感染症が
進んでいて、最大直径2センチもの丸い影が40個近くも映って脳内を圧迫していました。


いつ何が起きても不思議でない状態でした。


そして主治医より、生検術を進められました。
つまり治すための手術ではなく、何の菌かを特定するための手術です。
そのため、大きく開頭する手術が行われました。
開頭した瞬間、脳圧がパンパンで脳が盛り上がってきたとあとから聞きました。


採取した細胞を培養する検査が行われました。
すると「ノカルジア」という珍しい菌の感染症ということがわかりました。
ノカルジアは普段、土の中などにいる菌らしく、人に感染することは珍しく、病院でもはじめての例でした。
日本でも今まで数人しかいないらしいです。学会でも発表されました。


それからはノカルジアに有効な抗生剤の点滴が始まりました。
今までの状態が嘘のようにだんだんと回復してきました。

しかし、脳内の視神経を圧迫していたので、目が見えにくいという障害が
残りました。
肺と腎臓は完治しました。

一度は母の死を覚悟しましたが、
あれから10年近く経ちますが、今は通院しながら元気に過ごしています。

生検術を進めてくださった医師に感謝の気持ちでいっぱいです。

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