2年前から動悸発作が3回。WPW症候群でカテーテル焼灼手術をし、成功。

2年ほど前に、突然動悸発作がありました。胸に手を当てると、心拍数が200回を超えていて胸の不快感が続きました。1回目の発作は1分ほどで終わったのですが、1か月後に2回目の発作が起きて、その時は5分ほど続きました。

たまらず病院で心電図検査をすると、生まれつきのWPW症候群であることがわかりました。学校での健康診断では聞いたこともない病名だったので、自分がそんな病気を抱えているのかと驚きと不安でいっぱいになりました。でも、病院では経過観察で様子を見るようにとだけ言われました。

それから2か月ほど何もない時期があり、WPW症候群の診断を忘れたころに、3回目の発作が起きました。発作は10分経っても収まらずに、1人暮らしをしていたタクシーから急いで近くの総合病院へ行きました。静脈からの投薬で何とか発作は止まりましたが、このままでは発作が継続的に発生するといわれ、手術を勧められました。手術は、足の血管からカテーテルを挿入し、心臓の発作の原因となっている部分を焼灼するというものでした。

カテーテルが心臓を傷つけて最悪の場合死亡する危険もある手術だといわれましたが、今後の人生のために手術を決意しました。手術前日は緊張感や恐怖がありました。手術当日は看護師さんから励まされ、何とか気持ちを前向きにできました。手術は局所麻酔だったので、医師の方と話をしながら痛みがないかを逐一意思疎通することができて、安心して手術を受けることができました。

手術は無事に成功し経過観察も順調です。手術から2年以上たちましたが、今では動悸発作はありません。