再根管治療について
アメリカ在住です。田舎に住んでいるので都市の日本人一般歯科医に6月、再根管治療をお願いしました。根幹治療は一日で終了。しかし、二日後痛み止め二種類を飲んでも、寝込むほどでした。
1か月半後、再び歯科医にいくと腫れていて治療が出来ない、12月まで様子を見ましょうとのことでした。
術後気がついたのですが、医師は一番初めの根管治療を去年6月に行ったと思っていたようです。(6月は上の歯をとりかえただけ。実際は10~20年前に行っています。)
問診で説明したのですが、カルテに書かれていなかったみたいです。
この場合、消毒などで治療に差が出るのでしょうか。
回答 1
ご相談ありがとうございます。
再根管治療をしたのであれば、去年6月に一番初め再根管治療で何も問題はありません。
それが10~20年前に行っていたとしても、いつでも再治療に変わりがないからです。
北米の根管治療の専門医であれば、状況によっては、一回で終了することは少なくありません。
一般歯科医もそれに準じている可能性はあります。
>この場合、消毒などで治療に差が出るのでしょうか。
それはほぼ関係ありません。
一般的にいって、むしろ、診断と治療内容による影響が大きな要素となります。
根管治療専門医のセカントオピニオンも考慮できそうです。
回答 2
田辺歯科クリニックの田辺です。
まず、『腫れていて治療が出来ない』とのことですが、急性症状であれば投薬などで症状を落ち着けさせて膿がたまっているのであれば切開などで膿をだしてから再治療が必要と思われます。様子をみても自然治癒は望めないと思われます。また根の感染によるもの以外のリスクも考えられます。例えば『歯根破折』なども考えられますので、早期の受診をお勧めします。
回答 3
治療後の痛み、その後腫れが続くという状況は、さぞかしご心配なことかとお察しいたします。
10年前も半年前も関係なく、根の状態により消毒に用いる薬や治療回数は決まります。
治療直後の疼痛に関しては、米国での根の治療の多くは垂直加圧根充という方法で、日本で多く行われている方法よりも痛みがでることがあります。
しかし、シーリング効果に優れており、彎曲している根にも対応できる方法です。
ただし、1か月半経過後も腫れていると考えると、単純な根の病気(根尖性歯周炎)だけではなく、根の破折や歯根嚢胞など別の原因が考えられ、その場合は、外科処置や抜歯の適応となります。
10年以上経過している歯は、その可能性が高いと考えられます。
再度、根の治療を行うのか、外科処置に移行するのか、どちらにせよ今後の治療方針を一度、担当医の先生とご相談されたほうがいいかと思います。
治療方針が決まれば、多少ご不安も解消されるのではないでしょうか。
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