茨城県の副鼻腔炎(蓄膿症)
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副鼻腔炎(蓄膿症)について
「副鼻腔」は左右対称に4つずつある空洞のことで、鼻の通り道(鼻腔)と繋がっており、額(眉間)、鼻の横、鼻の真裏、頬に存在する。
風邪・アレルギーなどで鼻粘膜の炎症や腫れが起こると、副鼻腔にも波及して鼻腔へ排出する分泌物や膿が排出できなくなる。副鼻腔内で雑菌繫殖・炎症悪化が起こることにより、膿が溜まる「副鼻腔炎」を発症する。また、上の奥歯の虫歯放置など歯のトラブルによっても副鼻腔炎を発症することがある。(歯科では「歯性上顎洞炎:しせいじょうがくどうえん」と呼ぶ)
■初期症状
「鼻水・鼻づまり」のため、風邪・アレルギー症状に似ているため見分けにくいが、鼻水・鼻詰まりが2週間以上続き、さらに黄色い鼻水が出る、膿がのどに落ちて咳や痰が出る(後鼻漏:こうびろう)、変な臭いがする、頭痛・頬・目の奥が痛い、鼻が詰まって匂いや味が分かりにくいなどの症状がみられる場合には、副鼻腔炎の可能性がある。
■種類
副鼻腔炎には発症から4週間以内の「急性」と、主に急性副鼻腔炎を繰り返すことで炎症が3か月以上持続した「慢性」がある。なお、「蓄膿症(ちくのうしょう)」は俗称であり、「慢性副鼻腔炎」のことを意味する。慢性副鼻腔炎には、鼻の中に鼻茸(ポリープ)が多発する難治性の「好酸球性副鼻腔炎」も含まれる。
急性副鼻腔炎は早期に治療を開始することにより約1~2週間で改善が見込めるが、放置して慢性副鼻腔炎に移行すると治療に時間がかかるため、いつもより長引く症状がみられる際には速やかに医療機関を受診したい。
■推定患者数
日本における副鼻腔炎の推定患者数は約100万~200万人。
■診断・検査
問診、鼻鏡(びきょう)や内視鏡検査による鼻内部の状態から診断し、必要に応じて頭部レントゲン・細菌検査・CT検査・MRI検査を行う。
■治療法
急性副鼻腔炎:ネブライザー(霧状薬剤の吸入)や鼻処置・副鼻腔洗浄の「局所治療」と、去痰剤・抗菌剤、ステロイド剤などの「薬物療法」を中心に行う。高熱や強い目の痛み・酷い頭痛が続く場合には失明・腫瘍リスクがあるため、緊急手術となることもある。
慢性副鼻腔炎:急性副鼻腔炎と同様に行うが、薬物療法では少量の抗生物質を2~3か月服用する「少量長期マクロライド投与療法」を行う。なお、再発を繰り返すなど薬物療法で改善しない場合には内視鏡下手術を検討する。
▼副鼻腔炎とは(アレルギーiウェブサイト)
https://www.allergy-i.jp/hanadumari/sinusitis/about/
全国合計 副鼻腔炎(蓄膿症)の治療実績
慢性副鼻腔炎
手術別 | 件数 | 平均在院日数 |
---|---|---|
その他 | 26,926件 | 6.3日 |
合計 | 26,926件 | 6.3日 |
病院別 副鼻腔炎(蓄膿症)の治療実績
指定のコード・都道府県には、病院別の件数データがありません