山形県の急性副鼻腔炎
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急性副鼻腔炎について
発症から4週間以内の副鼻腔炎のこと。
鼻の中にある鼻腔(空気の通り道)に繋がり、左右対称で額・目の下・鼻の裏・頬(小鼻の横)に4つずつ存在する空洞の「副鼻腔」で、雑菌繁殖や炎症悪化により膿が溜まり引き起こされる疾患。速やかに治療を行えば約1か月で完治可能だが、「慢性副鼻腔炎」に移行すると治療に時間を要する。
膿が溜まる原因は主に細菌・ウイルス感染(風邪)による鼻粘膜の炎症であり、上気道炎の後に発症することが多いため、長引く鼻症状がみられる場合には早めに受診したい。ほかにアレルギーやカビの発生・歯のトラブル(上の奥歯の虫歯菌による炎症など)も発症原因となる。
■症状
黄色いネバネバの鼻水、頭痛や目の奥・頬の痛み、鼻水がのどに落ちて咳・痰が出る、鼻づまり、におい・味が分かりにくい、嫌なにおいがするといった症状が現れる。
※個人差あり
■診察・検査
問診と鼻鏡・内視鏡検査による鼻内部の観察により診断となるが、必要に応じて細菌検査・レントゲン検査・CT検査・MRI検査を行う場合もある。
■治療法
基本は薬物療法となり、抗菌剤・去痰剤などの内服薬や鼻洗浄・ネブライザー(鼻への霧状薬剤の噴霧)などの局所治療を行う。ただし、軽症の場合には抗菌剤投与を行わず、経過観察または局所治療を第一選択とし、軽症の約70%は内服なしで改善する。改善がみられなければ投薬治療を行い、2~4週間程度で完治する。また、稀に失明や腫瘍リスクを伴うケースでは膿を吸い出す内視鏡下手術を緊急で行うことがある。
全国合計 急性副鼻腔炎の治療実績
急性副鼻腔炎
手術別 | 件数 | 平均在院日数 |
---|---|---|
その他手術 | 168件 | 10.1日 |
手術なし | 702件 | 7.0日 |
合計 | 870件 | 7.6日 |
※DPC対象病院・準備病院・出来高算定病院の合計治療実績 (2022年4月〜2023年3月退院患者)
病院別 急性副鼻腔炎の治療実績
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