Caloo(カルー) - ウィルス性腸炎で1週間の入院に。痛みで意識が朦朧、えらい目に遭いました。 : 病気体験レポート
病院をさがす

ウィルス性腸炎で1週間の入院に。痛みで意識が朦朧、えらい目に遭いました。

h.  (20歳代・女性)

87views 2018年06月18日投稿 0votes 3comments

ゴールデンウィークから何となく体が怠い、という症状はあったものの、元々あまり体が丈夫な質ではないのでまぁそういうこともあるよね~くらいの気構えでいた。
いま思えばゴールデンウィーク明けに仕事休む訳にもいかないし、むしろ休んでた分怒涛の忙しさだし、と日々に追われ気づかないふりをして過ごしたツケは絶大でした。

それから1ヶ月弱たったある日、余りの痛さに寝られぬ一晩を過ごし、運転も出来ず車に乗るのもやっとで母に運転してもらい翌朝病院に駆け込むことに。
ベンチにすらまともに座ってられず家から持ってきたクッションを下腹部に挟んで"く"の字状態。見かねた看護士さんが空いてるベッドに案内してくれるほどでした。
地域の市民病院で診てもらったのでレントゲンやMRIなど設備もそれなりにあるにも関わらず、お薬手帳を見て内科医が言ったのは「あ~抗不安薬飲んでるよね」の一言。
次いで「この時期そういう人ってお腹壊すことも多からなぁ」と言ってチョイチョイっと腹部を触診して何故か胃薬を処方されその日は帰宅。

医師のこの対応と私の痛がり方を不信に思ったのか、診察室を出てからこそっとベッドに通してくれた看護士さんが「とりあえず飲んでみて、でもそれでもずっとこの痛さなら別の病院にすぐ駆け込んでみたほうが良いかもね」と声をかけてくれましたが、その看護士さん、優秀すぎると思います。
この誤診のお陰でえらい目に遭いましたーー。

もう既にその日の夕方まで、2食分の薬を飲んでも効かず、痛みで意識が朦朧としては途切れ途切れに意識が遠のき眠りに入るのを繰り返し、しかし何故か冷静な頭が時間外診療高いし…夜勤の先生眼科医かもしれないし…と。
そして朝方まで我慢したもののもうまともに母の問いかけにも答えられなくなり、母があわてて119番。救急車で少し遠くの総合病院へと運ばれました。

その総合病院の先生は専門が腹部外科の先生らしく、触診しすぐにレントゲンに回され、その後MRIと血液検査を。
レントゲンを見るととにかく腸に押し出し満塁の便が詰まってパンパンに膨らんでいるとのこと。
相当痛みが強そうなのでこのまま2日入院、痛み止めの点滴を打って詳しいことは明日にという診断が下されその日が一泊目。

説明は母が聞いていたので知らなかったのですが、生理食塩水やら筋肉注射やらと色々打ってかなり意識が朦朧としていたようです。
次の日には退院予定、と言われていたのが気付いたときにはもう既に3日目。絶食しているので栄養補給の点滴と痛み止めの点滴、飲み薬2種、どうしようもないときの痛み止めの筋肉注射と薬漬けだったようです。一週間半の入院生活の内、点滴は退院2日前まで取れませんでした。

症状の経過としては1~3日目は痛みで意識が朦朧。歩けないのでポータブルトイレ。脱水が酷く採尿しどれくらい出ているかチェック、便も毎回確認され、この時ずっと今まで下痢と思っていた物が粘液と膿と血液だということが判明→4日目に痛みが一瞬引いてはまた強い痛みに襲われる。生理食塩水打ってるとき以外会話は可能。38℃と高熱が続く為ただの腸炎ではないことが分かる→5日目になってようやくポータブルトイレを卒業。採尿は続けて紙コップに採り計量カップのような目盛りのついた尿瓶に自分で溜めていくことに。ちなみに汚い話ばかりで申し訳ないのですが、かなり濃いめの色の物が少量ずつ出る感じ。飲み物はお茶と水のみ飲めるのでグビグビ飲んでくださいと指導されているので1日2リットルを目安に飲んでいるのにも関わらずです→6日目が問題でこの日の夜中、余りの寒さに目が覚めるが今は5月下旬。ナースコールを押し看護士さんに「今日って寒いですかね?」と聞くと「まぁ肌寒いと言えなくもないけど」と言って一応熱計ろうかと軽い感じで体温計を脇に挟み1分…49.4℃の今までで一番の高熱が。看護士さんがナースコールを押し更にもうひとり増える看護士さん。季節外れの電気毛布でサンドイッチにされ更に布団2枚。
その後どれくらい経ったかは分かりませんが突然叩き起こされると風呂上がりの如く全身びしょびしょ。追い剥ぎのようにすっぽんぽんにされ新しい病院着を着せてもらい就寝→7日目は本当は退院日だったのですが昨日のこともあり更に延長→以降は徐々に回復の兆しを感じ、ずっと入れてなかったお風呂も借りられるようになる。売店まで点滴を転がしながら行けるようになるなど少しずつ自分のことは自分でできるようになっての退院でした。

コメント3件コメントを書く

この病気体験レポートは参考になりましたか? 参考になった

コメント(3件)

  • nori
    私の妻ですが、便秘が続いていたと思ったら腹痛が酷くなり、寝込むよう
    になってしまい、食欲も落ちてきたため心配になり、先日少し強引ではあ
    りましたが病院へ連れて行きました。診断結果は、大腸憩室症でした。
    妻の遺伝子は腸が弱いのか、孫も腸の難病で病院通い、妻の兄も腸の病が
    起因し早くに無くなってます。そんなことから、ちょっと気になり体験レ
    ポート読ませてもらったわけですが、文章がとてもお上手なので感心しま
    した。まるで小説を読んでいるかのようで、読み進むにつれハラハラドキ
    ドキ、「表現が上手な方だなぁ」と思いついコメント書き込みしてしまい
    ました。病に対するコメントでなくてすみません。
    投稿:2018/06/26 09:26
  • h.
    コメントありがとうございます。calooを使い始めて初のコメントで嬉しいです。
    強引にでも奥様を病院に連れて行かれたとの事ですが、うちの母もなかなかこのくらい寝てれば大丈夫、と病院へ行きたがらない質なのでとても共感を覚えます…。
    又、そういった人こそ家族がきちんと様子をみていてあげなければいけないな、という教訓にもなりました。
    お察しの通り、小説大好きな文学オタクです!そんな所も癖が出てしまうのか、noriさんの洞察力が凄いのか…と驚きました。
    遺伝ですと難しい問題かと思われますが、奥様の体調が落ち着くことを願っています…!
    投稿:2018/07/09 22:47
  • nori
    あたたかいお言葉とコメントに対する返信ありがとうございます。
    投稿:2018/07/10 15:47

コメント投稿にはログインが必要です

ウイルス性腸炎に関連する病気体験レポート

【ウイルス性腸炎に関する体験レポート(10件)を読む】

ウイルス性腸炎に関連する病院口コミ

  • 受診する一週間ほど前にタイに海外旅行に行っていた際に下痢を伴う症状を発症していました。 原因も全く
    5.0 むにぽ 医療法人社団虹耀会 中野坂上米沢医院(東京都 中野区)
  • 仕事の出先で嘔吐があり近くにあったこちらのクリニックにお伺いしました。 ほとんど待ち時間もなく
    5.0 バリュー 医療法人良心会いるまクリニック(埼玉県 入間市)
  • 意識が朦朧として救急車で運ばれたのがこの病院でした。到着したときには高熱に意識もぼんやりしていたので
    5.0 バイオレット351 社会医療法人社団順心会順心病院(兵庫県 加古川市)
  • 先生はとっても穏やかでくまさんのようにふくよかな優しい先生です。 待合室にはキッズスペースもあ
    5.0 haruka 医療法人社団 あくつこどもクリニック(北海道 岩見沢市)
  • 長女から、次女、長男と長年かかりつけ医さんとしてお世話になっています。元淀川キリスト教病院さんの先生
    5.0 ゆうき 医療法人隼人会森川こどもクリニック(大阪府 大阪市東淀川区)

【ウイルス性腸炎に関する口コミ(31件)を読む】

口コミを投稿

医療機関の関係者の方へ

無料医療機関会員登録
  • 掲載情報の編集・追加
  • 口コミへの返信
  • 貴院ページのアクセス数確認
詳しくはこちら
ページトップ