親知らずの抜歯方法、自家歯牙移植について
こんにちは
持病の治療で今後アレンドロン酸を服用するのでその前に検査したところ親知らずが4本とも埋まっていて見えない状態で横向きに生えているみたいです
先生としては抜いても抜かなくてもどちらでも良いという感じだったのですが今後のことも考えて抜いておこうかなと思っています
抜歯の方法はまず骨を切開して中の歯を割ってバラバラにして取り出すという方法のようです
調べたところ他の歯を虫歯などで抜かなければならなくなった場合に親知らずを移植できることもあるようですがこれは親知らずがきれいな状態でなければできませんよね?
横向きで埋まっている場合は割って取り出すという方法でしか抜歯できないのでしょうか?
もし横向きで埋まっている場合でも移植に使えるのならば抜かないで置いておこうと思っています
回答 1
はらちゃんさん、歯科医師の楳津(うめつ)と申します。
親知らずに関して、よく調べてらっしゃいますね。
まずは横向きに生えていて見えない状態の親知らずをきれいなな状態で抜歯するのは、オススメできません。
大量の骨を削ることになり、外科的侵襲が大きく腫れや痛みが強くかなり長期に出てしまう可能性があります。
また神経などの損傷により痺れなどが残ってしまうこともあり得ます。
親知らずは、抜いた方がメリットがある場合が多いのですが、デメリットの方がうわまある場合がありますので、判断が難しい場合があります。
以下の内容に関して、考察が必要です。
①抜かないデメリットはどの程度か。
②7番が抜歯になった場合、8番をきれいな状態で抜くことができそうか。
③7番が将来抜歯になるリスクはどの程度か。
他に4本のうち、きれいに抜歯できる歯がれば、費用はかかりますが将来の移植のために冷凍保存する方法もあります。
また、他の臓器のために親知らずの歯髄(俗に言う神経)の細胞を培養して、歯髄幹細胞として保管しておくことも可能になりました。
以上参考になれば幸いです。
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