歯列矯正 奥歯にバンドをはめるための青いゴムについて
現在歯列矯正中です。
前回の調整の際に下顎両7番にバンドをはめるため、6番・7番の間に青いゴムを挟みました。
以前にもこのゴムを使用した時があり、その歯に間違ってフロスを通してしまいゴムが取れてしまった事がありました。
取れてしまった青いゴムを見ると食べかすが輪っかの中に入り込んでいて、こんな汚い物が1ヵ月も歯と歯の間に入ってて良いのかと疑問に思いました。
そこで質問です。
このゴムの汚れと共に1か月過ごしても虫歯になりませんか?
前回は無理やり取ったわけではなく、間違って取ってしまったために汚れに気付き自ら定期的に取って、輪っかの中を綺麗にして自分で付け直しをしてました。
矯正の先生はそれを望んではいないので(取れたらそのままで良いよ・自分で取ったり付けたりしないでと言われました)
今回は自分で取る訳にもいかないので汚れているんだろうな~と思うとウズウズとしています・・・。
回答 1
月子さん、歯科医師の楳津(うめつ)と申します。
鋭い観察力と思考力に脱帽です。
歯科矯正治療中は、
いろんな意味で、歯垢を含め歯に負担をかけてしまうということですね。
虫歯の原因は
歯垢といわれてますから、
虫歯の心配をされて当然です。
ところがです。
歯磨き指導で
歯垢を赤く染めだした経験はありませんか。
磨き残しが多くあって
皆さん驚かれます。
ところがです。
赤く染まった歯垢がしっかりついているところに
虫歯ができていないんです。
長年歯垢がついているからと言って
そこに虫歯ができるわけではないんですね。
そして経験や統計上
歯と歯の間に青いゴムを入れておいても
簡単には虫歯ができないことを
矯正医は、知っています。
虫歯の原因が
歯垢であることは間違いないのですが
簡単にはできないのも事実なんです。
ただし、個人差もあります。
虫歯の治療のスピードよりも
虫歯ができるスピードのほうが早いのではないか
と感じられる方もいます。
こういう方は
矯正治療する前に
徹底した虫歯予防が先決です。
今後は
虫歯予防を担当医や担当歯科衛生士に相談しながら
矯正治療を進められてください。