[症状・来院理由]
左目からの涙が止まらない事に違和感があり、さらに口の咀嚼がおかしく、鏡を見たら左眉と右眉の位置がちがうので、まずはかかりつけ医に受診し、市立函館病院耳鼻科に紹介状を書いてもらい、2日後に入院となった。
[医師の診断・治療法]
MRI検査では脳には異常は見られず、やはりウィルス性顔面麻痺という診断になった。
治療法はステロイドと坑ウィルス薬、ビタミンB12注射、ユベラNの投薬と、デキストランやソルデム、アデノPの点滴治療。
[感想・費用・待ち時間・看護師などスタッフの対応]
待ち時間は長いです。昔から自分は通っているので昔に比べてかなり待ち時間は短くなったんですがね。
設備や環境などのハード面は素晴らしいと思います。
ただし、中の人間が立派なハードを使いこなしていない印象です。
この病院はソフト面が弱すぎます。
だから有能なドクターが外にどんどん流れていっているのではないのでしょうか。
そのソフト面が弱い一例を入院生活の中の出来事から紹介します。
入院六日目から、点滴薬が変更になりました。
デキストランから、グリセリンFに変更になったのです。
グリセリンF投与直後から点滴部位に少し痛みを感じていました。多少は我慢しようと思い、時間
経過するごとに部位の痛みが広がり、さらに全身がだるくなってきました。徐々にだるさは度を越えて尋常ではなくなり、これは点滴を一時停止した方がいいと思い、すぐナースコールを押しました。
…がしかし、5分以上は経っていたと思います(体のだるさと点滴部位の傷みで時間感覚がなかったです)が、誰も来ないので、これ以上待っていると自分の生命にかかわるかもしれないと直感で判断し、ふらふらしながら自分の足でナースステーションに向かいました。
やっとたどり着き、自分担当の看護師I氏が歩いていたのでこの時点で手や全身の激しい震えも出ていたのですぐ点滴を一時でも止めてくれるかと思いきや、この人は違いました。
点滴は勝手に止められないとか、確か言っていました。
この場合、普通の看護師、いや、医療従事者、いや、普通の人間ならば、即時点滴を止めるか、ドクターを呼ぶべきです。こちらも正常な状態ならば、ドクターを呼んで下さい、って言えたんですが、何せ全身の激しい倦怠感と激しい震えでろくに物も言えなかったんです。
結局は強制的に点滴は止めてもらいました。
でも、この時点でこの看護師I氏はドクターに連絡はしてないですね。
グリセリンFの点滴を止めてから、震えは収まったものの、激しい高熱にうなされました。
39.7℃の高熱は人生で初めてでしたね。
ドクターも来ないのに看護師I氏の判断だと思われる「熱冷ましの座薬指しますか?」の言葉にはさすがに頭に来まして、拒否しました。
あまりにドクターが来ないので、しびれを切らし「もういい加減ドクターを呼んで下さい」と看護師I氏に言って、しばらくしてドクターがやってきました。(あぁ、やはり看護師はドクターに
連絡していなかったんだなと思いました)
ドクターが来てやっと救われた気分になりました。
あとは指示に従い、抗生剤や、解熱剤などの点滴で少しずつ熱は下がっていきました。
今回の点滴薬が原因かどうかはわからないとの事でしたが、これからこのグリセリンF点滴薬は
投与しない、と言ってくれました。
ところが、これで話は終わりません。
この2日後です。
熱も下がり、食欲も出てきてやっと普通の治療生活に戻れるかな~と考えていたのですか…
朝の回診前に点滴薬が、セットされるわけです。
今日は三種類か~と思い、二つはすぐ点滴されていました。
もうひとつはまだ点滴されておらず、後でするんだな、と思い、パッケージの薬名を見たら、何とあの忌まわしい名前「グリセリンF」!!
即、ドクターの所に行き、見せにいきました。
そして確認すると、ドクターとの約束通り、「グリセリンFは投与しない様に指示をだしてある」
との事で、一安心はしたのですが…
後でドクターが謝りに来てくれましたが、今までのこの病院の入院病棟内での看護師・看護助手など人と出来事の流れを考えてみると、どうにも私には、医療従事者同士の伝達・申し送り機能のレベルが低いと言わざるを得ません。
ドクターが全面的に悪いとは思えませんでした。
しかし、もし私がうとうと寝ている間に、あのグリセリンFが点滴開始していたら…と思うと、大変恐ろしい気持ちになりました。
以上の出来事は私が多少の知識があって、何とか対応したからいいものの、普通の黙っている患者さんなら結果は果たしてどうなっていたでしょう。
間違いなく、医療事故に該当する事件になっていたと思います。
正直、また入院したいとは思えない病院です。
ドクターや施設は充実しているので、通院治療にはいいと思います。
待ち時間 | 2時間以上 入院 |
---|
コロナの状況下、鼻と喉の状態が悪く市内の個人病院を6か所で診察してもらいましたが、全く改善しなかったので、最後の望みを託し、函病の耳鼻科で診…
高齢の自分が息子に付き合ってもらい、脹脛がつって歩けなくなり、近くの整形に行ったけど、元々、他の科を受診してたのでその先生に整形外科を紹介し…
血圧が上がり半身脱力してしまい救急車で夜間に搬送されました。安定するまで救急病棟に入っていましたが、カーテンを閉めたらいけないので落ち着いて…
頭痛とめまいで、神経内科を受診しました。初診、そして受付締切時刻のぎりぎりでしたが、看てもらえることになりました。大きなホールには患者があふ…
子宮内膜症の症状による子宮の痛みで長い間 痛み止めや生理を止める薬を飲んでいたのですが、市立函館病院の婦人科に内視鏡の上手な先生がいると噂…