[病気が発覚した経緯]
二十歳から喫煙して10年ほど経ちます。
二十歳のときは、正直、美味しさがわからなくて、
格好良いからという安易な気持ちで吸っていましたが、
1年ほど経って、タバコのよさに気づき、1日3本ほど吸っていました。
そして、25歳の時に転職して過度のストレスから
1日5箱を吸うほどになってしまいました。
家族から、食事中や睡眠前に吸う私を見て
一度病院に行ってカウンセリングを受けてきなさい。
といわれたため、病院に行ったら
ニコチン依存症と診断されました。
[ニコチン依存症とは]
ニコチン依存症とは、薬物依存症の一つです。
常習的な喫煙により、薬物依存症と習慣依存と認知の歪によって、
自らの意思で禁煙をする事が困難になった精神疾患を指します。
ニコチンの依存による離脱症状は、一般に禁煙開始後3日以内がピークとなり、
その後徐々に消失していきますが、成功する人は多くありません。
なかなか禁煙ができないのは、心理的依存・習慣依存の影響も大きいといわれます。
[医師の診断・治療法]
依存症テストを受けた結果、ニコチン依存症と言われ、
すごくショックでした。
でも、先生が
「依存症治療は、保険適用できるので治療終了まで、
数千円~1万円ほどで治療できます。
また、病院で禁煙治療すると、およそ7割強の人が禁煙に成功するほど
ハードルが低い治療なんです。
だから、一緒に頑張ってみましょう!」と励ましてくれました。
依存症治療は、私の場合は飲み薬でした。
1日2回、チャンピックスという薬を飲みます。
そして、1週間後にまた来院するように指示されました。
治療目標は12週間です。
[服用した薬の効果]
・チャンピックス
禁煙のための飲み薬です。
タバコを吸うと、脳にあるニコチン受容体という部分にニコチンが結合して、
快感を生じさせる物質を放出させます。
この快感物質を少量出す薬で、ニコチン切れ症状を軽くします。
[その後の経過、同じ病気を抱える方へ]
ニコチンが切れると、イライラするかな。と思いましたが
この薬のお陰で、イライラすることは全くありませんでした。
たまに、口が寂しいときはガムを噛んだりして
気を紛らわせていました。
そして、1週間経ったらタバコの存在を消すことが出来たので
在庫のタバコは気合を込めて捨てることもできました。
そして、治療終了の12週間が経ち、
今では他人のタバコの匂いが苦手なほどになりました。
今までタバコを吸っていたときは自分の体は大切にしなかったのですが、
今回禁煙に成功したことで、これから長い人生、健康に過ごしたいなと
心から思えるようになりました。
大事な家族を守るために、貴方も禁煙してみませんか。