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80代の祖母が認知症になり、家族で介護生活をしました。

いて座  (50歳代・女性) 2014年10月27日
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病気
認知症

同居していた80代の祖母が、数年前から認知症になりました。

最初は、物忘れかなあ、どうしたのかなあ、という程度で、同居している家族も、「おばあちゃん、どうしちゃったんだろうねえ」とのんきな感じで、過ごしていました。

少しずつ、あれ?おかしいな、と感じるようになったのは、祖母が自分の娘の名前をすぐに思い出せなくなったり、ご飯を食べたか忘れてしまったり、物がなくなったと、騒いだりし始めたときです。

いつも通っている自宅近くの内科の先生に診てもらい、認知症が始まってるようですね、との診断を受けました。

認知症には、今のところ、治療方法がないということでしたが、進行を遅くする漢方薬を処方されました。

飲み続けると、少しましかな、という程度で、徐々に、でも明らかに、祖母の症状は進んでいきました。

一年後には、同居している孫の名前は全く忘れてしまいました。たぶん、家族ということも、よくわかっていなかったと思います。いらっしゃいと、ニコニコしながら、言っていました。

さらに、数年後には、ご飯の食べ方がわからなくなり、家の中で迷子になり、トイレの場所を何回も聞いてきたり、歯ブラシを渡しても、どのように使うものなのか、わからず、きょとんとしていました。

最後は、トイレも自力ではできず、オムツになりましたが、ご飯を食べさせたり、家族みなで介護し、いつも通り、自宅で夜眠り、そのまま明け方に亡くなりました。

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