初めての妊娠。
つわりがひどかった妊娠初期。
そんなつわりも落ち着いてやっと家事など普段通りの生活が送れていた妊娠中期。
胎動もどんどん強くなり、お風呂に入っている時や眠っている時は特に強くお腹を蹴られました。
妊娠後期になれば今よりももっと大きく、力強くなるのかななどと考えていました。
そして、迎えた妊娠後期。
その28週の深夜に急に規則的なお腹の収縮を感じました。
痛みは全くなし。
ただ1分間くらいお腹がカチカチになるほど固くなったと思ったら、元に戻る。
そして数分後にはまたお腹が固くなるというのが30分程繰り返しありました。
しかし、やはり痛みはなく、気付けば私は眠ってしまっていました。
実は、その日はちょうど妊婦健診を受けて来た日で妊娠後期になればお腹が張りやすくなるから気を付けてねと言われたばかりでした。
初めての妊娠で“お腹が張る”ということがよくわからないと答える私に、助産師さんがお腹がキューっと痛くなったり、固くなったり、眠っているのに痛みで起きたりしたら病院に連絡してと言われました。
夜中、お腹の張りで目が覚めてもまたすぐに眠れる程度ならそれほど気にしなくてもいいよとも教えてくださいました。
昨日の健診でも特に問題なかったし、夜お腹は張ったけど眠れたし大丈夫だろうと考える頭とは反対に、なぜか妙な胸騒ぎがあり、心配でたまらなくなり休日だったのですがかかりつけの産婦人科に電話しました。
すぐに来てほしいと言われ、内診やNSTを行うと赤ちゃんがかなり下がって来ているとのことで内服薬と自宅での絶対安静を指示されました。
これ以上赤ちゃんが下がってくると入院と言われたので、その日のうちに近くの実家に里帰りし、食事、お風呂、トイレ以外はベッドで寝たきりの生活を37週まで続けました。
薬の副作用の動悸もずっと寝たままの生活も辛かったですが、38週で元気な子供も生まれました。
初めての妊娠はわからないことだらけで不安がたくさんあると思います。
私もこんなことで病院に電話してもいいのかな?と迷いましたが、診察に行くと、
“あと1日でも病院に来るのが遅ければ間違いなくすぐ入院になっていた、よく異変に気付いて来てくれたね”と言われました。
お腹の赤ちゃんを守れるのは母親だけだと思うので、少しでもいつもと違うと感じたら電話だけでもしてみることが大事だと思いました。