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診療案内

うつ病

うつ病の治療は「十分な休養」と「適切な薬による治療」が大切となります。

当院では、「十分な休養」を重視し、「最小限の量で、最大限の効果を狙った薬物療法」を目指しております。

特に“十分な休息”というのは、身体面および心理面といった体調回復を促すためには最も欠かせない存在となります。

ですが、十分な休息といっても、心理面が不安定であったり、体力面が著しく低下している状況下では、時として十分な休息であったとしても体調回復効果が不十分となり、普段通りの体力面、及び心理面での回復効果を発揮するまでに相当の時間がかかると思われます。その結果として、“十分な休養”だけではお悩みの症状が必要以上に長引いてしまう可能性も十分に出てくるのです。

そのため当院では、患者様の症状の程度に応じて判断し、うつ病治療の第一選択とされる、“適切な薬物による治療”を“十分な休息”と共に併用して治療することが望ましいと判断した場合にのみ、お薬治療を提案させていただいております。

適切な薬物による治療は心理面の不安定さのバランスの回復を促し、十分な休息と併用することで、うつ病の回復のスピードが上がり、日常生活や社会生活の改善が早いとされております。当院では、十分な休息を重視した上で、患者様の症状によって必要な場合にのみ薬物治療を提案させていただいております。

<こんな症状ありませんか?>
・興味や喜びを感じない
・集中力が続かない
・気分がふさぎ、落ち込む(抑うつ気分)
・自分には価値がないと感じる
・不安である、イライラしやすい(感情が不安定)
・罪の意識を感じる(自責の念)
・死にたいと感じる(希死念慮)
・眠れない
・食欲がない
・とにかく体がだるい
・疲れやすい
・性欲の減退
・頭痛、頭が重い
・下痢、便秘
・手足のしびれ
・息が詰まる感じがする
・めまい  など

◆上記のような症状が出た結果...
・悲観的で後ろ向きな”ぐるぐる思考”になる
・意欲がわかない
・楽しみも悲しみも感じない
・周りの人に気づいてもらえない

不眠症・睡眠障害

当院では患者様の症状をもとに、薬物の治療が必要であると判断した場合にのみ、薬物治療を提案させていただいております。

不眠症の治療は睡眠薬を用いた薬物療法が一般的とされておりますが、睡眠薬を一度使い始めると手放せなくなり、次第に量が増えていくといった危ないイメージを持っている方たちがいらっしゃるいうのも事実であり、当院もそのご心配はしっかりと受け止めないといけないと考えております。

もちろん、従来に用いられていた睡眠薬は効果が強力な反面、安全性に問題があるものもありましたが、一方で近年の睡眠薬はそのような依存性の高い薬はなくなり、現在広く使われている睡眠薬は自然に近い眠りが得られ、安心して服用することができるようになっております。

当院としては、“少量のお薬の量”で“最大の効果を引き出せる治療”を目指しておりますので、内科で治療がうまくいかない、薬が心配な方など、専門医療である当院へ是非お気軽にご相談いただけましたら幸いです。

睡眠時無呼吸症候群の簡易検査も可能です。

<日常生活の中で現れやすいサイン>
・布団に入ってから眠るまでにいつも時間がかかる
・寝付いたと思ったら、夜中に何度も目が覚めてしまう
・目覚ましよりも早く目が覚め、それ以上眠れなくなることが多い
・熟睡感がない、寝た気がしない
・いびきが気になる
・日中に眠くなる事が多々ある

◆不眠症・睡眠障害の症状
・仕事やプライベートでショックなことがあった
・生活(引っ越し)や仕事などで、生活環境が大きく変わった
・夜勤やシフト勤務などがあって、就寝期間が不規則である
・夜寝付くのに時間がかかる(入眠困難)
・睡眠を維持できず、途中で起きてしまう(中途覚醒)
・夢を見るなど浅い眠りが続き、眠った感じがしない(熟眠障害)
・朝早く目が覚める(早朝覚醒)

パニック障害

パニック発作というのは、「心のストレス・不安や感情の不安定さから、体の症状・発作の出現につながっている」という考えに基づいて治療を考慮していきます。

パニック障害の治療には2つの考え方があります。

「体の症状や発作そのものが少なくなるようにコントロールをする治療」

「発作出現の原因となる心のバランスを整えて、体の発作が起きにくいように取り組む治療」

この2つの治療法を組み合わせて、患者様の症状に応じて治療を行うのです。

間違っても、「体の症状や発作そのものが少なくなるようにコントロールをする治療」のみを行うのは避けられるべきです。なぜなら、パニック障害の根本的な原因は体そのものにあるのではなく、心の不調が招いた体の症状であるために、体の症状を一時的に止めたとしても心の不調が残ればその後も繰り返して発作は出現する為に避けた方が良いと考えられます。

ですので、前記した治療の考え方を併せることにより、パニック障害の完治を目指すことができ、早期治療介入することで治療期間が短くなるだけではなく、日常生活や社会生活の損失も少なく済みます。

また、パニック障害の方の約50%の方に、「うつ病」という心のバランスが崩れて日常生活に支障をきたしている方たちが含まれている点にも留意が必要なのです。

<日常生活の中で現れやすいサイン>
・心臓がドキドキして、脈拍が早くなる
・手の平や、全身に汗をかく
・息苦しさ、のどに何かつまったような窒息感がある
・めまい、ふらつき、または気が遠くなるような感じがする
・現実感が失われ、自分が自分ではない感覚が起こる(離人症状)
・自分をコントロールできなくなる恐怖や、気が狂う恐怖に襲われる
・このまま死んでしまうのではないかという恐れがある

ADHD・大人の発達障害

ADHDの傾向として多い、不注意やミスの多さ、衝動性など、不得意としている箇所については、日常生活を工夫したり、薬物治療も併用することにより症状を目立ちにくくさせることができます。

患者様の症状に応じて、集中力や注意力を高め、衝動性や多動性を軽減する目的で、「適切な量の薬物治療」を処方させていただく事がございます。

もちろん、ADHDの傾向のために、周囲の人間関係や環境ストレスにより、うつ病や不眠の症状を伴う時には、患者様とご相談の上で、適宜抗うつ薬や睡眠薬を併用することもございます。

適切な量と効果のある薬を中心的にご提案させていただく事を目標としておりますので、お気軽にご相談ください。

<日常生活の中で現れやすいサイン>
・つい他の事を考えて、気が散ってしまう
・片づけられない
・段取りが組めない
・優先順位がつけられない
・思った事をすぐに発言してしまう
・カチンとくると、怒りがうまく抑えられない
・重要な用事でも期限を守れな
・ケアレスミスを何度も繰り返してしまう
・持ち物を忘れる、よくなくす

不安神経症・強迫性障害

不安や恐怖などの自分の身を守る為の、本来備わっている感情のバランスを取り戻すことを念頭に治療を行っていきます。

まずは、不安障害の原因となっている“過剰なストレス”や“心のバランスの乱れ”を整えながら、日常生活を送るための不安症状や強迫行為のコントロールを図ってゆくのです。

当院では患者様の症状を伺い、お薬治療が必要と判断した場合にのみ「適切なお薬治療」を提案させていただいております。

当院は「適切な量と質のお薬治療」を念頭に、最小限の投薬量で、不安症状のコントロールとなる“抗不安薬”や、心のバランスの乱れを整えていく“抗うつ薬”のお薬を中心に提供させていただいております。

なお、「お薬の依存や副作用が心配」というイメージをお持ちの方も多いかと思われます。

特に当院では、お薬の副作用を最小限に、効果を最大限に引き出すために、「幅広い症状の治療効果を狙った、最小限の量の薬物治療」を目指しておりますので、ご安心ください。

当院では、患者様の社会・日常生活の損失が早期に回復することを目指しております。

<日常生活の中で現れやすいサイン>
・毎日のように心配や緊張、不安を感じて悩んでいる
・怖くて電話に出ることができない
・恥ずかしい思いをするかもしれないという状況に強い不安や恐怖を感じる
・人前に出たり、人と話をしたり、人と食事をしたりすると不安や緊張が出現する
・人前で字を書こうとすると手が震える
・電車に乗ることができない
・人に注目を浴びないようにこそこそしてしまう
・不安や恐怖を感じる場所や状況を避けようとしてしまう
・不安な気持ちが強くなり、仕事や学校生活や家庭生活が思うように過ごせない

自律神経失調症

自律神経のバランスの乱れには、多くは睡眠不足や生活のリズムの乱れ、体力的な疲れや食生活の変化などがきっかけの事があります。

その場合には、ゆっくりと休む時間を取ることや、規則正しい生活リズムの回復を目指すことが自律神経失調症の改善につながることがあります。

そうは言っても現代の私たちにとって、「十分な休息や生活リズムの安定」を図ったり、それを実行し続けるのはとても困難なことも多いです。

また、休息だけでは症状の回復に時間がかかることが多かったり、生活習慣やストレスの再燃ですぐに症状の出現の繰り返しを呈してしまいます。

その場合には、「適切な量の薬物治療」を併用することが良いとされております。

当院も患者様と相談させて頂き、必要と判断される場合にのみ、“適切な量のお薬“を提案させていただいております。

一例としては、しっかりと質の良い睡眠を促すための睡眠薬や、ストレスで崩れた自律神経の症状を心のバランスから整える抗うつ薬など、その他は抗不安薬など症状に応じて、少量から開始を提案させていただいております。

患者様と相談しながらお薬の調整も行っております。

<日常生活の中で現れやすいサイン>
・朝起きると体がだるく、重たい感じがする
・耳鳴りやめまいが出るようになった
・頭痛や肩、筋肉の痛み、凝りで悩むようになった
・睡眠が以前よりぐっすり眠りづらくなり、不定期になった
・手の震えやしびれなどを感じることが多くなった
・便秘や下痢、吐き気などの胃の調子が良くない状態が続いている
・手に汗が出たり、動悸が出たりする
・憂鬱な気持ちが続いたり、突然イライラしやすくなったりする
・不安な気持ちが大きくなったり継続したりしやすい

認知症

当院では、長谷川式簡易知能評価スケールやMMSE(Mini-Mental State Examination)といった認知症の簡易検査だけではなく、軽度認知症の検査に有用なADAS-cog、MoCA-Jといった検査を併用し、早期診断に努めてまいります。

また、あま市民病院や津島市民病院・稲沢市民病院などの地域連携をもとに頭部MRIやSPECTなどの検査も併用して診断を行っておりますのでご安心ください。

“認知症の進行を遅らせる“という治療薬の特性上、早期診断と早期治療が重要とされますので、ご自身をはじめ、家族や友人など周りの方たちからも「認知症では」と思われる症状に気づいたら、ぜひ当院へご相談ください。

<こんな症状ありませんか?>
・同じことを何度も言う、問う、するなど、もの忘れがひどい
・新しいことが以前よりも覚えられなくなった
・慣れた道でも迷ってしまうことがある
・些細なことで怒りっぽくなった
・外出する際の持ち物などを何度も確かめる
・財布、通帳、衣類などを盗まれたと人を疑うようになった
・今まで好きだったこと(趣味や好きなテレビ番組)に興味を示さなくなった

◆認知症の症状
・体験したことのすべてを忘れる( 例:朝ごはんを食べたこと自体)
・物忘れの自覚がない
・探しものを誰かが盗ったなどと、 他人のせいにすることがある
・日常生活への支障がある
・病状が進行している

統合失調症

統合失調症の治療は薬物療法と心理社会的な治療(リハビリテーションや精神療法)を組み合わせて行っていきます。

統合失調症に用いられる薬剤は「抗精神病薬」と呼ばれます。

抗精神病薬の作用は大きく分けて、幻覚や妄想などの陽性症状を改善する抗精神病作用、不安感や不眠などの症状を改善する鎮静催眠作用、感情鈍麻や意欲の低下などの陰性症状を改善する精神賦活作用の3種類です。

抗精神病薬には様々な種類があり、薬剤によって上記の3種類の作用のいずれかが強い、という特徴があります。

そのため、患者さんそれぞれの症状に合う薬を適切に処方するにはある程度の試行錯誤が必要となり、治療は長期間におよびます。

また、抗精神病薬には再発予防効果があります。統合失調症は再発しやすい特徴があり、薬物治療で一旦症状が改善しても、その後も服薬を継続しないと数年で多くの患者さんが再発してしまいます。

しかし、統合失調症の症状が改善した後も薬物治療を継続することによってその再発率が減少することがわかっています。

そのため、服薬は長期間にわたることを理解し、自己判断で服薬を中止せずに主治医と相談することが大切です。

<日常生活の中で現れやすいサイン>
・どこからともなく聞こえてくる正体不明の声が、自分を責めたり命令してくる
・みんなが自分の悪口を言ったり、嫌がらせをすると感じる
・ささいなことに過敏になり、すぐ興奮するようになった
・独り笑いや独り言を言うようになった
・部屋に引きこもり、1日中ぼんやり過ごすようになった
・人と話すのが苦痛になり、会話するのが億劫になった
・1つのことに集中したり、とっさの判断ができなくなった

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