阿波座診療所 の口コミ・評判

[症状・来院理由]

外出時に突然、貧血のようなめまいに襲われ、心臓がバクバクして、手先が震えたり冷たくなったりしました。母と一緒だったので、何とか自宅には徒歩で帰りましたがその日１日はとても気分が悪...

[症状・来院理由]

外出時に突然、貧血のようなめまいに襲われ、心臓がバクバクして、手先が震えたり冷たくなったりしました。母と一緒だったので、何とか自宅には徒歩で帰りましたがその日１日はとても気分が悪く不安でいっぱいでした。寝たら治るだろうと思い、そのまま寝ましたが、起きたらやはり治っていました。疲れていたんだろうと思い、外出しましたが、外出するとまた同じ症状がおこりました。どこか悪いんだと思い、最初は内科に行きました。基本的な身体検査（血液検査・尿検査）などに加え、心電図や頭部のMRIを受けましたが、何一つ異常がありませんでした。納得がいかなかったので、同じ検査を２度してもらいましたが、結果は同じでした。内科の先生に「精神疾患かもしれない」と言われて、こちらの病院に紹介状を書いて頂きました。

[医師の診断・治療法]

ネットや本でいろいろ調べているうちに「パニック障害」の症状ととても良く似ていたので、そうかもしれないと思って病院に行きましたが、診断の結果はやはり「パニック障害」でした。ストレスによる物が多いそうですが、私はストレスなど感じていないと医師に伝えました。すると「最近、身辺の状況で大きく変わった事はなかったか」と聞かれました。その時私はまさに引っ越し作業の途中で、身辺が大きく変わったと言えます。それに加えて２０年来払い続けてきた、大学の奨学金の返還が全額完済した月でもありました。先生曰く、「辛いことや自分にとって都合の悪い事ばかりがストレスになる訳ではない。奨学金の完済で精神的に開放されてしまった事や、引っ越しなどは嬉しい反面、生活状況ががらりと変わるのだから、自分が気付いていないストレスになっている事もある」そうです。症状的に見ても、「一人で外出出来ない」「一人で家にいられない」「もう死んでしまうのではないかと思う」「起こってもいないことを心配する」などの症状が「パニック障害」にあてはまる、という事でした。治療法は、とりあえず最小の投薬で様子を見ましょうという事でしたが、今もその「最小の投薬」で日常生活を送れています。

[感想・費用・待ち時間・看護師などスタッフの対応]

本当にこの病院を紹介して頂いて良かったと思います。最初に病院に行った時は、「この病院、大丈夫か？」という印象でした。あまり新しくないビルの２階にあり医療設備も最小限に思えました（精神科にどんな最新の設備が必要なのかは詳しくわかりません）。初診のみ予約制です。初診時は１時間半程、とてもゆっくりお話を聞いて頂きました。私が不安で泣き出したりしても、急かしたりせず話すのを待って下さいました。その口調がとても穏やかで、「パニック障害」という病気だとわかってとても安心したのを覚えています。とりあえず、何の病気かわかって良かったと思えました。看護師さんもとてもハキハキしていて対応がとても良いと思います。費用は私の場合は保険適用で、デパス１種類を１日２錠２週間分で1500円弱です。今は頓服で気分が悪くなった時だけ飲んでいますので、２週間以上はもっています。待ち時間については、いつも午前中に行きますが、平均30分～1時間で最短は10分、最長でも２時間かかっていないと思います。最初はその「見た感じ」に驚かれると思いますが、安心して先生にお任せ出来る病院だと思います。今は、先生と一緒に減薬に取り組んでいます。