世田谷区の慢性便秘の口コミ（1件）

高齢のご家族のいらっしゃる方の参考になればと思います。

高齢である知人（女性）の通院の付き添いでよく訪問していました。

日常的に便秘気味であることと、高血圧および軽い認知症を患っていたので通院できる時は１ヶ月に一度通院をされていました。

先生は初老の先生で物腰が柔らかく、いつも丁寧に問診して下さいました。神経内科の専門医でもあります。

彼女は食事や水分を摂ると嘔吐するようになり、便もなかなか出なくなって体調を悪くしてからは訪問診療を毎週定休日の木曜日に行って下さいました。

程なくして先生から入院の勧めがありました。

消化器内に恐らく腫瘍のようなものが出来ていてそれが原因で食事が摂れなくなっている可能性があり、このままでは予断を許さなくなるだろう、という事でした。
しかし彼女は入院を頑なに拒否し、住み慣れた自宅で最期を迎えることを望まれたのです。

先生は彼女の気持ちを汲み取ってくださり、
「分かりました。ではお気持ちに沿えるようにケアマネさんとお話して支援していきますね」
とおっしゃられました。

そしてケアマネさんと相談されてヘルパーさんと看護婦さんが訪問してくれる体制を作ってくださいました。
ご本人は高齢で入院への拒否も強く、もう余命も長くないだろうからご本人の望むように終末の支援をしてあるのがよいだろう、というのが先生の見解でした。

ケアマネさんもそれがご本人の望む生活ならばと自宅で最期を迎えられるケア体制を調整して下さいました。
彼女は大いに喜ばれ、在宅で終末ケアを受けてながらご本人の望むように住み慣れた自宅で最期を迎えることができました。

在宅で終末を迎えるケアに対して理解のある先生だと思われます。