Caloo(カルー) - バージャー病バイパス術から六年を過ぎての経過観察と現在。 : 病気体験レポート
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バージャー病バイパス術から六年を過ぎての経過観察と現在。

ryu  (50歳代・男性)

521views 2015年07月19日投稿 1votes 0comments

退院後の治療として
私は薬物療法が長期間必要な身体となった。

退院後私が服用した薬
ワーファリン
プレタール
この二種類を、メインにした。
ワーファリンの服用調整のため
血液検査が必要になったため
約二ヶ月に通院。

半年に一度
ABI測定
一年に一度
下肢血管エコー
適宜
画像診断
を受けながら術後の経過観察をしてきた。


潰瘍は退院から半年後
傷痕は残されたもののすっかり綺麗に回復をした。
リハビリは約3ヶ月近く通って、罹患前の歩行も回復を果す事が出来た。


バージャー病の本質を知りたい為に様々な治療方法や医療機関、治療経験のある先生方の話を読み始めた。
このcalooさんもその当初たどり着いた。

退院と同時に
入院中
膠原病と云われる難病患者さん・主治医から
医療費の助成対象である事を知り
私も地元の保健所に認定審査を提出し。
難病認定を初めて受けた。
バージャー病は現在
47番目指定難病。今年一月の法令改正による。
私の場合
再度大きな外科治療が必要になった時のこと
薬物療法がかなり自己負担額となること
この為に審査をして頂いた。

一番ベストな審査申請は
血管造影による結果がわかったら直ぐに。
外科治療が必要になった場合、公費の助成対象なため。
詳細はお近くの保健所に!

薬物療法の継続で
グラフトの血栓予防と血管拡張をしてきた。
ABIも血液検査にも異常はなく、昨年の晩秋までは…

バージャー病の恐ろしさが直ぐ近くにあった。


今年三月
バイパス術から六年を過ぎて。
術後は不思議な位バージャー病とは思えないくらいの感じだ。
気になるのは、薬物療法で脈拍数が上がる事位だったが、許容範囲。

年明けのABI値
0.6
晩秋のABI値
0.8
若干な値変化を主治医は見逃さなかった…
一週間後直ぐに
下肢動脈エコーを録りましょう。
そしてその予約時間が今までになく早い順番待ちだった。
もしかしたら??




検査から三日後
再診中
血管造影検査をしましょう。
エコー検査の結果は
総体的には閉塞は否定的でも??
グラフトの一部の拍動が弱い。との評価だった。
MRIやCTでは判断しにくいのが
私の下肢動脈。
血管造影だと検査中病変があれば即治療と。
主治医らしい判断に、私は直ぐ同意した。



六年間見当たらなかった何かが見えてきた。




今年四月再び
血管造影検査入院
閉塞の有無、血栓の有無を観るため
ただし
バージャー病の場合
二度目のバイパス術は殆ど不可能。
グラフトとなる自己大伏在静脈がないため
出来る手技は限られていた。
私は
経皮的血管形成術と云われる
バルーンによる拡張術が候補だった。


新設された新しい病室へ。
カテーテル治療を同意した。
一度は入院した病院も新しく綺麗だった。

見覚えあるスタッフの皆さんと検査室。


血管造影の検査は
放射線科の医師に委ねられた。
主治医の依頼による。
放射線科三度目の手術台。
検査当日。
病室の皆さんに見送られカテーテル室へ。
9時開始
術中、主治医をコールする放射線科の連絡が聞こえてきた。

主治医が数分後私に、話してきた。




末梢血流はあるのだけど
バイパスした膝下のグラフトが数センチ詰まった事が画像から確認出来ました…
総体的な血流は問題ないようですがね。


そう。
バージャー病の恐ろしさが聞こえてきた。
術六年後
医学的に、私のバイパスした血管が閉塞をきたした事が告知されたのだ。


主治医も今まで見た事がない
険しい表情だった。

検査を終えると
放射線科の医師とスタッフが私の画像を映してくれた。
紛れもなく、健常にはあり得た血管が映ってはいなかった。


バージャー病のグラフト閉塞の場合
バルーンによる拡張術は適応外。

病室に戻る最中の天井を見ながら
手術の日を私は思い出した。


次に最終結びに











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