Caloo(カルー) - バージャー病の血行再建術。右足大腿動脈~腓骨動脈へのバイパス術 : 病気体験レポート
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バージャー病の血行再建術。右足大腿動脈~腓骨動脈へのバイパス術

ryu  (50歳代・男性)

256views 2015年07月19日投稿 0votes 0comments

バージャー病の確実視診断を受ける迄には
数ヶ所の医療機関を通過した訳で。
病自体を見極めると云う難しさを初めて体験したようだ。

発症から約5ヶ月後
私は現在も術後経過観察と薬物療法のため
定期通院する主治医による
バイパス術を翌年一月受ける事になる。


右足大腿動脈~腓骨動脈へのバイパス術

潰瘍の症状は、手厚い治療により
重篤な時期は抜けながらも、血流が依然として必要な状態にはかわりなく。
手術日を迎えた。
全身麻酔により手術をするために
三日前から、多種の点滴や食事制限、下半身剃毛
手術中の点滴ラインの確保
特に前日には
断食と
主治医による下肢動脈エコー検査で
下肢静脈と下肢動脈を特殊なペンで
マーキングした。

私の場合
何故バイパス術が必要だったのか?
それは潰瘍を回復させる事が一番必要だった訳で。
しかしながら、バイパス術後の再閉塞と狭窄は術前から、バージャー病と云う観点からは非常に難しい事も云われた。
その中でも私が主治医に託そうと決めた一言は
『貴方の場合術後直ぐグラフトが閉塞をきたしても驚かないで下さい』
だった

発症のメカニズムが不明な病なので医師がその怖さを一番知っていると判断した訳で。
手術によっては術中に閉塞したりした例も珍しくはない。ようだ



産まれて初めての手術
手術室からの連絡を病室で待った。
午後2時
看護師がストレッチャーで迎えに来た。
手術室へ向かうエレベーターの中
隣には自分の年齢の半分くらいの女性が私に話してきた。
笑って戻れるよね?と


両手に患者番号と術式がマーキングされ
麻酔科の医師にストレッチャーが渡された。
記憶がいよいよ途切れる訳で。

手術室の天井は見慣れない器具と
手術室を、観察するガラス張りの部屋と
時間経過を表示する大きなデジタル時計が見えた。

麻酔科医が準備しながら
主治医の姿が。
右足に、バイパスします…
大きなマスクを顔に充てられると意識が無くなり、眠りついた………



約14時間42分後
主治医の声とボディタッチ
麻酔科医の声
で目覚めると両手には複数の点滴
尿管、両足にはグルグル巻きの包帯
電気毛布に、くるまれて病室に向かった。

部屋に戻るなり
真っ先に術着のまま見えたのは
主治医だった。
右足にドップラーと云う血管の音を読み取る器具を充てられた。
フンガァフンガァ…
術前には消えていた下肢動脈に音が戻っていた。
術中声帯を、人工呼吸でのりきったので
声がかすれた。
主治医に深く
ありがとう~と。

癒着が酷く、血管がかなり細く
予定時間をはるかに越えた手術となった。
翌日直ぐに
血管MRI
術後は歩行自体に制限がついた。
一番辛かった事は
トイレの自由にも制限がついた事。
ナースコールが必要だった。



MRIの評価から
バイパス術の成功が明らかになる。
ものの
末梢動脈は予想よりもはるかに細かった為に
再度血管造影を。
三日後に、行う事になった。



続続続バイパス術からの回復期へ


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