入院し、バージャー病の血行再建術にむけての術前検査。
ryu
(50歳代・男性)
入院し約一ヶ月
皮膚科の主治医・研修医の治療を受けながら、潰瘍が温存されつつ、壊疽した組織を連日除去して頂いた。
入院生活中、潰瘍を保護するために車椅子生活をした。
皮膚科治療中は
皮膚を再生するために
フィブラストスプレー
を塗布したり、潰瘍を治療するために
ゲーベンクリーム
を塗布したり、
アズノール
を塗布したりした。
足の背は
連日足浴でヒビテン液で洗浄し、組織除去後
薬を塗布し、黄色い油紙で包み包帯を巻いた。
点滴も連日
パルクス注射やヘパリン注射をし
末梢動脈を少しでも拡張。
私の場合
日常的には
酷い疼痛は無かったが、悪い皮膚組織の除去時は
麻酔薬を使わなかった為に、治療中はかなり痛かった。
ピンセットで組織をつまみ、外科ゾンデで切除。
皮膚科での治療は
主にクリニカルフェローと呼ばれる研修医が良く担当して下さった。
この頃から
ABIと云われる
手足の血圧測定を行うようになる。
血管軟らかさ・硬さを知る為の検査。
手足に、カフを巻き付けて計測する。
左右足の標準値は
約1.0以上が正常
私の場合罹患した右足は
約0.4だった。
血管に閉塞や狭窄があるとき低下する。
採血はバージャー病には、直接的因果関係はない。
術前検査
心臓エコー
下肢動脈エコー
肺活量の測定等々
術に、耐えられる身体かどうかを評価。
街はクリスマスジーンズの最中
歳末に術前の準備を受けながら
年明けにバイパス術を予定。
同時にバイパス術に期待出来る成果や
再閉塞や狭窄の可能性
術後起きやすい合併症やリスクについて
詳細な説明を主治医から受けた。
私の場合
右足末梢動脈は血管造影から
かなり細く癒着が危惧された。
バイパス自体が不可能な心配も全く無かった訳でなく。
新年祝賀のムードの中
手術日を待った。
続続
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