高気圧酸素による突発性難聴治療: 高気圧酸素治療は、通常生活している大気圧（1気圧）よりも高い圧力環境（2気圧～2.8気圧）のもとで100％酸素を吸入する治療法。
血液中の酸素量を増やすことが可能で、末梢血管や毛細血管など細い血管まで酸素を運ぶことができるため、あらゆる低酸素状態の改善が見込まれる。
突発性難聴に対しては、耳の奥にある蝸牛の外リンパ内酸素濃度を高められることで、聴力の回復が見込まれると言われている。
なお、高気圧酸素治療とは「2絶対気圧（大気圧の2倍、水深10ｍの圧力）、１時間以上の100％酸素を呼吸すること」と日本高気圧環境・潜水医学会や厚生労働省で定められている。
また、突発性難聴発症7日以内であれば、保険が適用される。ステロイド投薬と並行して治療することもある。
高気圧酸素治療装置には、第1種（1人用）・第2種（多人数用）があるが、病院によっては高気圧酸素治療装置があっても、突発性難聴の治療に使用できない場合もため、注意が必要。
料金の目安: 保険適用あり　（発症から7日以内に限る　3割負担：4,500円前後／回）

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