更年期ホルモン補充療法（HRT): 少なくなった女性ホルモン（卵胞ホルモン：エストロゲン）を薬で補い、症状の改善を図る方法。場合によっては、黄体ホルモン(プロゲステロン)も補充することがある。
ホルモン補充療法は、特にホットフラッシュなどの血管や血流に関する症状、動悸や息切れなどの自律神経の不調による症状に速やかに効果が期待できるとされている。

主に飲み薬（経口剤）と貼り薬／塗り薬（経皮剤）の２種類に分かれる。
経口剤の場合、胃腸から吸収されて、肝臓を通ってから血液中に入るので、胃腸と肝臓に負担がかかる可能性がある。経皮剤の場合、薬は皮膚から直接吸収され血液中に入るため、飲み薬より胃腸や肝臓への負担が少ないとされるが、かゆみ・かぶれなどの皮膚症状が出ることがある。

ただし、ホルモン剤には若干血液を固まりやすくする働きがあるため、血栓症には注意が必要。さらに、副作用として身体が慣れるまでの1〜2ヶ月は婦人科系の不調（不正出血など）が現れることもあるが、基本的には次第に収まっていく。
料金の目安: 保険適用あり　3割自己負担：5千円前後／月　（場合によって自由診療もあり）

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