私は島田病院で腰椎椎間板ヘルニアの手術を2度うけました。はじめは76歳のとき、突然、左足に激痛が走り、歩けなくなりました。ヘルニアとの診断に疑問を感じましたが、MRI画像を見て観念し、手術をお願いしま...
私は島田病院で腰椎椎間板ヘルニアの手術を2度うけました。はじめは76歳のとき、突然、左足に激痛が走り、歩けなくなりました。ヘルニアとの診断に疑問を感じましたが、MRI画像を見て観念し、手術をお願いしました。
手術は大成功でした。痛みがなくなり魔法のように感じました。うれしくて、谷川岳などあこがれの山々へ登山を再開し、有頂天でした。ところが、2年半後、今度は右足に激痛が走りました。主治医(金田先生)の診断は「ヘルニアの再発」でした。ショックでした。原因はなに? 体の固さ? と反省する日々でした。
今回は手術ではなく、鎮痛剤・リハビリ・ブロック注射など、保存療法を試したくなりました。しかし、鎮痛剤は、始めはよく効きましたが、徐々に効かなくなり、リハビリも効果は1時間ほどで消え、ブロック注射は効果なしでした。そして、激痛に耐えきれず、手術をお願いしましたが、2度目は強い痛みが残りました。
「痛みがとれません」と主治医に伝えたところ、即座に「骨は治っています、痛さの原因は体の固さです、ストレッチしてください」と言われました。「でも・・痛くてストレッチが・・」というと「痛いからやるのです」と言われました。治るか半信半疑でしたがやるしかないと思いました。
そのころはお腹に力を入れるだけで激痛が走りました。私は、その動作で固くなった筋肉が神経を刺激していると考え、弱い力で続けました。しばらく続けると、痛みが減りましたので、加える力を少しずつ増やしました。こうして痛みが出る動作を一つ一つ減らし、1年半後には、すべての動作で痛みがなくなりました。
私は2度目の手術で痛みがとれなかった理由は激痛に耐えている間に神経周辺の筋肉が固くなったことだと考えています。そして3度目の手術を避けるために、体を柔らかくすることと、背骨を支える筋肉を強化することが大切だと思いトレーニングを続けています。
「体の老化」と「心の老化」はバランスよく進まないものです。誰でも、やりすぎたり、やり足らなかったりのくり返しです。それに経験豊富な医師といえども患者の体の特徴まではわかりません。患者が自分の体と対話しながら自分で解決するしかありません。それが痛い思いをして得た私の結論です。
島田病院にはヴィゴラスというリハビリとトレーニングの施設があり、多くの理学療法士とトレーナーが指導と助言をしてくれます。私はたしかに努力しましたが、同時に、適切な指導と助言があったことに深く感謝しています。
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2013年01月来院
/
2017年04月投稿
65人が参考になった
待ち時間 |
2時間以上 入院 |
薬 |
ロキソニン錠60mg、ボルタレン錠25mg、リリカカプセル75mg |
料金 |
100,000円 |
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