閉じる
メニュー

帯状疱疹に3回もかかりました。腰、顔面、3回目は口の中。

Caloouser59885  (60歳代・女性) 2015年07月26日
4,331views 0 9
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
病気
帯状疱疹

 今まで3回も帯状疱疹にかかってしまいました。
「一度帯状疱疹にかかると、もう二度とかからない」と言うのは、まったくのデタラメ。

 一度目は30代後半でした。次女が生まれ、4歳の長女と乳児の世話に明け暮れ、寝不足の毎日。
そんな時に発病しました。疲れがピークになっていたのでしょう。しかし、すぐに帯状疱疹とは分からず
判明するまで時間がかかってしまったのです。
 最初は腰痛から始まりました。腰が痛い! チクチクした痛みではなく、ズキズキした痛みだったので
子供をおんぶに抱っこで痛めてしまったのだと思い、整形外科へ。湿布と痛み止めを処方されました。
そうこうする内に、痛みと共に発疹が出てきました。
右腰の周辺に集中していたのと、痛みの種類がズキズキからチクチクと、神経にさわる痛みへと変化
していたのです。そこでようやく帯状疱疹を疑いました。
皮膚科に行くと案の定「帯状疱疹」とのこと。
腰痛と誤解していて長期間放置した事で、その後、随分痛みが長引きました。
もう「殺してくれ!!!」と言いたくなるような激痛。しかしながら、まだ若く体力もあったので後遺症は残らず
回復しました。

 つぎは40代後半でした。左目の周辺にチクチクした痛みが走りました。ほどなく、目の下にポツポツと小さな水泡が2~3個出現。10年前の痛みと種類が似ていましたし、症状が片側にしか現れていなかったので、今度は「皮膚科」へ即直行。これが奏功しました。
やはり「帯状疱疹」と診断され、すぐさま服薬。おかけで、10年前のような死にたくなるような痛みに襲われることもなく、あっけなく全快したのです。
一度体験していて良かったと本当に思いました。すぐに気づくことができたからです。
目の周辺に現れた帯状疱疹が視神経に作用し、失明することもあるのだと、後で医師から言われました。
後遺症もなく、全快することができてラッキーだったと言えるでしよう。

 3度目は50代前半。つい最近のことです。真冬の京都を見ようと、強行スケジュールの旅をしました。
環境が変わると寝付けないタイプの私は、寝不足のまま数日間あちらこちらへ観光に。
帰りの飛行機が遅れたり、トラブル続きの旅から帰宅後、発病してしまいました。
疲れから免疫力が低下してしまったのだと思います。

始まりは舌の痛みから。
熱い食べ物を食べた時に火傷でもしたのだろうと、特に気にしませんでした。
次の日、痛みが舌だけでなく頬の内側にも出現したので良く見てみると、水泡がありました。
その日は運悪く、年末の土曜日の夜でした。
開いている病院はなく、次の日救急病院に出向き、診察してもらうと帯状疱疹とのこと。
薬を10日分もらい、やりすごすことに。

痛みは、今回が最強!!! お正月の支度などできるはずもなく、布団の中で絶叫しながらのたうち回って
いました。痛みどめなど効きません。最悪な年の瀬となりました。

10日間飲みきったところで、過去の2回は痛みが軽減していたのですが、今回は厳しい痛みが
残っていて不安になりました。
そこで、お正月が明けたところで、ペインクリニックに行くことを決意。ネットで調べ、総合病院の
ペインクリニックに行ってみました。
そこでは、神経ブロック注射を一度行っただけで「もう来ても仕方がない」と言われてしまいました。
「ゆっくり治っていくでしょう」とのこと。
納得できず、知り合いの内科に相談して、別のペインクリニックを紹介してもらいました。
そこの医師は、「最低でも半年は通ってください。基本は毎日です」とのこと。
遠いし、仕事を持っているしで、毎日は無理。そこで、土曜日と平日の夜の週2回は通うことにしました。

とりあえず3ケ月間通い、通算、30回の神経ブロック注射をしましたが、まだ舌に痛みが残っています。
「帯状疱疹後神経痛」になってしまったのです。

結局、仕事の都合で行けなくなり、今日に至ります。発病から9ケ月経過した今、舌には時々「ピリリッ」
と痛みが走りますが、日常生活を脅かすほどではありません。

ブロック注射にも多額の費用がかかりました。こんな事なら年末であっても、救急病院で入院させて
もらえば良かったと思います。


この病気を疑われたら、一刻も早く服薬してください。「片側に集中する痛み」、これがポイントです。

この病気体験レポートは参考になりましたか?
参考になった
体験レポートトップへ戻る