発達障害と精神障害の重複障害

小学生時代から、皆が出来るのに自分が出来ないということに苦しんでました。
成績も下から数えた方が早くて、自分なりに頑張ってましたが、中学、高校共にテストは一桁、赤点の常連でした。学校が休みの日も返上して朝の4時から夜の11時まで勉強もしましたが、ほとんど効果がありませんでした。あと学校でいじめにもあってたこともあり、高校1年の3月に精神科を受診。
この時、既に確認行為やこだわりなどがあり、医師に伝えましたが通院の必要なし、薬もなし、で終わりました。更にあなたが悩んでる症状を親に知らせるから連絡先を教えなさい、教えないなら診察室から死ぬまで出さないと脅されました。何故症状を知らせないといけないのか理由を聞きましたが、子どもには関係ないということで教えてくれませんでした。

それがトラウマになり、それから精神科に行きたいということを口にすることすら私はためらうようになりました。

結局、高校の時は成績が悪く、頑張っても結果に出ないので出席率でカバーをすることにしました。
前の日に一睡出来なくても、38度近い熱があっても、保健室に行かず、体育祭の練習を見学することもなく、無理ばかりして、楽しみのひとつ出来ずに高校を卒業しました。
卒業した後は関西に単身上京。
しかし人を相手にする仕事なのにコミュニケーションが上手くとれない、いじめの対象になり、確認行為はひどくなり、不眠や幻聴もあって、悩んだ末、職場の人に知られないように電車で30分以上かかる精神科を受診しました。

そこで初めて「強迫性障害」という、はっきりとした診断を受けて、薬物治療が開始しました。

その後、治療に専念をするということで仕事を辞めて実家に戻った私。
実家周辺は、結構な田舎で徒歩圏内にコンビニの1件もない。高校の時に受診した精神科には行きたくなかったので電車とバスを乗り継いで片道2時間かけて精神科に通院することになりました。
同時に車の免許を取得するために教習所にいくことになりましたが、教習所で見極めテストというテストを受けるときに中々受からないということがありました。
他の子は3回目や7回目で合格するのに私は10回受けても20回受けても合格しない状態。
他の子は出来るのに何で私は出来ないの？と家や教習所の中で、しょっちゅう泣いてました。自殺も考えました。
最終的に免許はかなり時間がかかって取れましたが、親が発達障害を疑い、21歳の時に知的障害者更生相談所にて発達障害と言われ、療育手帳を渡されました。
今は精神障害者保健福祉手帳も持ってます。
持つ前と今とだと、正直今は気持ち的に楽です。というのも持つ前は、他の子は、とかみんなできるのになんで私は、と感じて、みんなに合わせようと思えば思うほど自分を見失ってしまいそうだからです。

今は周囲に合わせよう、と努力はします。
でも自分は病気があるから、無理しなくてもいいし、周囲に比べて出来ないのは当然。と思えるようになったからです。

高校では悲しい3年間を過ごし、学校近くの精神科でも確かに辛い思いをしました。
でも一番悲しいのは辛い思い出を一人で背負ったままにしておくことです。
今でも抵抗がある方もいるであろう精神科。私は抵抗がある人、精神科に行くとことが負けだと思っている人に対して、精神科に受診、通院をして、自分の病気を認めて頑張っている人の方がとても立派です、ということを分かってもらうために自分のこれからの人生を大事にしていくつもりです