診療案内
消化器内科

消化器内科では、胆のう、膵臓、肝臓などの実質臓器や、食道、胃、十二指腸、大腸、小腸などの消化管に至るまで、様々な部位の診療に対応しています。
こうした臓器で異常が生じると、腹痛、吐き気・嘔吐など様々な症状が現れます。
当院では、日本消化器内視鏡学会専門医が患者様1人ひとりの状態に応じて血液検査、大腸カメラ検査、胃カメラ検査などを行います。
症状に応じ連携施設にCT検査、超音波検査をオーダーします。その結果をもとに、適切な診断をいたします。
◆当院の内視鏡検査
胃カメラ検査では、粘膜の些細な変化も詳しく確認できるため、病状を正しく捉えて診断を下すことが可能です。
すべての検査において、日本消化器内視鏡学会専門医が検査を担当いたします。
高度な技術によって正確な検査を時間をかけずに行えるため、患者様への苦痛も最小限に抑えることができます。
検査が終わりましたら、実際に検査を行った医師が検査中に撮影した画像を映しながら丁寧に結果をご案内いたします。分からないことや不安なことがあれば、何なりとお申し付けください。
◎内視鏡検査機器のご紹介
当院では、オリンパス社製の最先端の内視鏡システムである「CV290」を採用しています。
この機器は、通常の白色光に加えて、NBI(Narrow Band Imaging)という青色と緑色を強調する光を照射できます。その結果、粘膜の細かな病変がより見やすくなり、早期の癌発見に役立っています。
時間をかけずに正確な検査をすることができ、患者様になるべく苦痛を与えない検査となります。
当院では胃カメラと大腸カメラを同日に実施することも可能です。どちらの検査も1日で終えられるため、事前の食事制限も一度きりで良くなります。
◆健康診断・人間ドックで異常が見つかった方へ
健康診断、人間ドック、胃バリウム検査で異常が見つかった方、ピロリ菌検査で陽性となった方、便潜血検査で陽性となった方は、なるべく早めに当院までご相談ください。
異常がないこともありますが疾患があった場合、早期発見・早期治療が重要です。
肛門外科

肛門の症状は、痛みが起こっている場所を触られる恐怖心や羞恥心があり、また処置や検査の内容が分からないことから、なかなか受診できずにいるという方も少なくないと思います。
当院の肛門診療では、日本大腸肛門病学会専門医が的確な診断を下し、病状に沿った治療を行っていきます。
痛みが生じる恐れがある場合は、前もって麻酔のゼリーを使って、痛みや違和感がなるべく起こらないように努めます。
◆内痔核(いぼ痔)
◎ジオン注射(ALTA療法)
外痔核を伴っていない、脱肛(痔核が肛門外に脱出する)する内痔核が適応です。
炎症を起こし固定する治療なので軽度の皮垂などは牽引され肛門管内に帰納することも可能です。
痔核内に薬液を入れる治療なので、基本的に痛みはあまりありません。腫れたような違和感は残ることはありますが通常2週間くらい経過するとなくなってきます。
切除する手術に比べメリットもありますが、適応を見定めることは重要です。
◆裂肛(切れ痔)
急性期は投薬で様子を見ることがほとんどです。肛門に負担がかかり起こるので便通のコントロールは重要です。
慢性化すると創が硬くなり不可逆性に症状が進行するので、手術が必要になることも少なくありません。
悪性の疾患ではないので手術は必ずしも行うわけではありませんが、患者様の状態と病悩を考慮の上、適切な場合にかぎり勧めます。
◆痔瘻(痔ろう)
痔瘻は薬物治療では治癒しないので手術が必要になります。原則は感染の原因となる1時口(肛門管にある細菌の入り口)を処理します。
開放する方法や瘻管をくりぬく方法、交通を遮断する方法などありますが、患者様の状態に合わせ適切な手術を選択します。
当院では熟練の専門医が手術を担当しますので安心してご相談ください。
当院の大腸カメラ

当院では、内視鏡検査や治療の様々な経験がある医師が、事前診療・検査・診断・説明まで一貫して対応いたします。これまでの複数の臨床経験に基づき、的確な診断を下し、適切な治療方針をご提案します。
また検査時はなるべくご負担がないように丁寧な内視鏡の挿入や、ご希望の方には静脈麻酔を使用した苦痛の少ない検査を心がけています。
結果説明の際は検査中の画像を映しながら行うなど、丁寧に説明いたします。
分からないことがあれば何なりとお申し付けください。
◆鎮静剤を用いた大腸カメラ検査
少量の鎮静剤を用いることで、ウトウト眠ったような状態となり、苦しみや痛みなどをなるべく軽減することが可能です。意識が完全になくなるわけではありませんので、医師と会話することは可能です。
◆内視鏡検査機器のご案内
オリンパス社製の最先端の内視鏡システムである「EVIS LUCERA ELITE CV290」を採用しています。
◆苦痛が生じづらい挿入法を採用
大腸を進展させない挿入法で行っております。そのため痛みを軽減できるとともに、安全性も高い検査となっております。
日本消化器内視鏡学会専門医が、高度な技術と様々な臨床経験に基づき、患者様の腸の形に合わせて検査を進めますので、患者様に苦痛を与えることが非常に少なくなります。
◆炭酸ガス送気を行います
呼吸器疾患などある方を除き、当院では炭酸ガスを使用して検査を行います。
この炭酸ガスは体内で吸収されると二酸化炭素として、呼吸の際に自然に体外に排出されるため、安全面も心配ありません。
◆日帰りポリープ切除可能です
大腸カメラ検査で、がん化のリスクがある大腸ポリープや発症間もない大腸がんが見つかった場合、すぐに切除できる日帰り手術が可能です。これによって、将来的にがんに進行するリスクがある大腸ポリープを取り除くことにより、大腸がんの発症を防ぐことができます。
◆院内下剤に対応
当院では院内で下剤を服用できるようにしております。下剤を飲んでから検査まで院内で待機できますので、トイレのご心配もありません。
プライバシーに配慮して男女別の処置室を準備いたしておりますので、ご安心してお過ごしください。
◆胃カメラと同じ日に行うことが可能です
当院は、胃カメラと大腸カメラを同日に実施することもできます。どちらの検査も1日で済ませるため、事前の食事制限も一度きりで良くなり、ご多忙な方でも安心です。
◆リカバリールーム完備
リカバリールームをご用意しており、安心してお休みになっていただけます。
内科

内科では、腹痛や発熱などの急性症状や、生活習慣病といった慢性疾患に至るまで、日々起こる体調不良について包括的な診療を行います。
当院では日本消化器内視鏡学会専門医、日本大腸肛門病学会専門医・指導医が正確な検査・治療を実施しますので、肛門や消化器の病気についても総合的な診療が可能です。
些細な体調不良でも、患者様の状態を丁寧に確認した上で検査を実施し、原因に応じた適切な治療を実施します。
体調があまり良くない、すぐに疲れるようになったといった状態で病院に行って、深刻な疾患を早期段階で発見し早期に治療することにより、大事に至らなくすることは大切です。
健診で要精密検査となったり、異常が分かったりした場合だけでなく、何らかの症状が起こっている場合は放置せずにご相談ください。
■内科の主な診療内容
◎急性疾患
風邪・インフルエンザ・気管支炎・胃腸炎・膀胱炎・めまい
◎慢性疾患
生活習慣病(高血圧症・脂質異常症/高脂血症・高尿酸欠症/痛風など)・頭痛・貧血・便秘症・花粉症
予防接種

予防接種には、自治体が行う定期接種、各人の判断で受ける任意接種があります。
ワクチン接種によって、ウイルスへの免疫を獲得し、特定の感染症の発症と重症化を防ぐことに繋がります。
疾患の流行や患者様のご要望に応じて適宜必要な予防接種を行いますので、お気軽にお問い合わせください。
■インフルエンザワクチン
インフルエンザウイルスによる感染症を防ぐためのワクチンです。注射でワクチンを投与することでウイルスへの免疫を獲得することができます。そして、感染時の重症化の予防や、感染そのものを防ぐことに繋がります。
インフルエンザは、重症化のリスクもありますので、毎年感染が流行する時期の前(10~12月中)に接種しましょう。
■成人用肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌感染症の発症を防ぐためのワクチンです。肺炎球菌は、肺炎や髄膜炎、中耳炎などの感染症の原因となる細菌です。ワクチン接種によって免疫系を活性化させ、免疫を獲得することができます。
感染時の重症化の予防や、感染そのものを防ぐことに繋がります。
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