長男を出産してから1年7ヶ月くらいになります。
先日、数日ぶりのお通じで、かなり必死に数十分は力んでました。
その際、膣から子宮が出るような違和感があり、恐る恐る触ってみると、膣の辺りが内側からボコッと盛り上るように出ていました。
ゆっくり手で押し込むと、とりあえず一時的には戻りましたがそれ以降、立って重いものを持ったり、歩いているだけのときも子宮が出てきそうな感覚がありました。
他にも、尿意を感じると我慢できなかったり、頻尿や残尿感に悩んでいたので、心配になって産婦人科で内診を受けると子宮脱だと言われました。
先生からは、お尻の穴と膣を意識してギューっとしめる運動を根気よく続けるように、大抵はそれで改善するので、良くならないときは他の方法を考えましょうと言われ、便秘のお薬(液体の下剤と便を柔らかくする錠剤)を処方してもらいました。
性器脱の中で子宮そのものが下がってきたものが子宮脱です。
下がり具合が軽度で子宮が腟の出口から飛び出てこないものは子宮下垂、飛び出てきてしまった状態が子宮脱です。
肥満、便秘で強くいきむ、多産、3500g以上の大きな赤ちゃんのお産、高齢出産、重いものを持ち上げたり立ちっぱなしのことが多いなど、骨盤底筋を傷めたり骨盤底筋が緩んでしまう事を繰り返していると子宮脱の原因になるそうです。
軽度だと無症状なことが多いそうですが、私のように排便や重いものを持った時など、お腹に強い力を入れたときにだけ子宮が飛び出てくるのが分かったり、子宮の出口がわずかに腟から飛び出た状態で、下着などで擦れて性器出血として自覚することもあるそうです。
子宮下垂がひどくなると頻尿になったり逆に尿が出にくくなったりします。さらに悪化すると尿が出なくなって膀胱に大量の尿がたまり、下腹部の張りや苦しさを訴える方もいるそうです。
(それが膀胱炎の原因になったり腎臓の働きに障害をきたすことも)
子宮が腟から外に飛び出ず、特に症状もなければ治療の必要はないですが、子宮が完全に腟外に飛び出たり、尿もれや排尿困難などの症状があれば、ペッサリーの装着か手術が必要になるそうです。
ペッサリーは、挿入後に定期的に病院で腟内の消毒やペッサリーの入れ替えを行う必要があります。
手術の場合は、子宮全摘手術や伸びてしまった腟の壁を修復する手術、子宮の入口部分を切断して子宮を短くし、じん帯で固定する方法があるそうです。高齢の方だと体への負担が軽い方法として腟を閉鎖する手術を行うこともあるそうです。
手術によって飛び出ていた子宮を切り取るので下垂感は気にならなくなり、尿漏れや排尿のしづらさの改善が期待できますが、術後に手術前にはなかった尿漏れが出現することもあるそうです。
(その場合は泌尿器科で行う尿失禁を治療する手術を追加することも)
軽度だから治療の必要がないといっても、放置して下垂がひどくなれば、今後の妊娠・出産にも影響すると思います。
これ以上の悪化をさせないように、家事の合間に骨盤底筋を鍛える体操をしたり、家にいるときは骨盤ベルトを着用するように心がけています。
子供の抱っこは、旦那がいるときは出来るだけ旦那に頼むようにしました。
便秘にならないために生活習慣の改善にも努めていきます。